「昨年12月から今年7月までの8か月間、僕はディレクター代など1円ももらっていない。それに、僕のツテで呼んだミュージシャンなどへのCD制作費も払われていない。最初はそれを払ってくれればいいと思っていたんです。
でも、御誌の取材で泰葉は今でも“CD制作は勝手に元スタッフ(A氏)がしたこと”などと、すべてを僕のせいにしてウソを並べたてている。
さすがに許せないので、僕は近く警察署に被害届を提出することにしました。刑事さんに聞いたのですが、10日から20日間は勾留される可能性があるそうです。
彼女は今まで他人に迷惑をかけても、“海老名家のお嬢様”としてのらりくらりと逃げてきたんでしょう。さすがに今回は、きちっと司法の手にゆだねるべきだと考えました」
泰葉に脅迫事件について話を聞くと
『週刊女性』は9月7日、泰葉に電話で脅迫事件について話を聞くと、
「それは事実です。本当に私は追い込まれてしまって、自分を見失って、そのときの記憶がない状態なんです。記憶はないのですが、そういうことをしてしまったという自覚はあります。非常に反省しているんです。
ところどころは覚えているのですが、前回お話ししたように、私はPTSDでもあるので、自分を追い込んでしまうんですね。警察の方にも呼ばれて、上申書を書いて“もう2度としません”と誓いました」
全面的に非を認めたのだ。
さらに、A氏がCD制作を勝手に決めたと『週刊女性』に語った件も、
「Aさんが正しいです。事情は聞いていたのですが、細かい情報は入ってきていなかったのでちょっとびっくりしてしまいました。それで、この前は聞いていないと言ってしまいました。そこはお詫びしたいと思っています」
とウソであったと話した。
では、A氏の被害届が受理された場合、泰葉はどのような罪に問われることになるのだろうか? 人間関係のトラブルに詳しい『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士に聞いてみると、
「今回の件は脅迫罪が成立する可能性があると思います。一般人が怖がるかどうかというのが、裁判所が判断するポイントです。泰葉さんから送られた脅迫状の中身がどういうものかも重要ですが、出刃包丁が送られたというのは脅迫の現実味が出てきます。罪が確定すれば、2年以下の懲役か30万円以下の罰金が科されることになるでしょう」
とのことだ。
「『週刊女性』さんの取材があったあと、泰葉は私をストーカー呼ばわりしたこともメールで謝罪してきました。ブログで書いたことをウソと認めたんです。ですが、600万円近くあるCD制作費は、どう返済されるのかは不明です。もし本人が返せないのならば、根岸の実家に肩代わりしてほしい。だって、あなたの娘が10社を超える会社に迷惑をかけているんですから」
そこで、母である海老名香葉子に話を聞こうとしたが、代わりにマネージャーから、
「お答えすることは何もありません。(泰葉とは)まったく連絡をとっていないですね」
と冷ややかな答えが返ってきた。金銭トラブルだけでなく、逮捕の可能性まで出てきた泰葉。はたして、彼女はどこへ向かって飛んで行くのだろうか─。