9月20日、歌姫・安室奈美恵が突然の引退を表明し、日本中に激震が走った。
「故郷の沖縄で凱旋公演を成功させたばかりで、16日はデビュー25周年。まったく予兆はありませんでした。発表当日は彼女の40歳の誕生日で、まだまだ若いんですけどね」(スポーツ紙記者)
1年後の9月16日を引退の日と決め、ライブ活動やアルバムの発売を続けるという。
ファンの中でもショックで会社を休むなど“アムロス”も指摘された。
「ゲイの世界でも安室ちゃん人気はスゴイの。新宿二丁目ではひと晩中、彼女の曲を流すオールナイトイベントがよく行われていて、去年は安室ちゃん本人も来たんです。引退発表当日の二丁目は、まるでお通夜テンションだったわ……」(ゲイバーの常連客)
広い層から愛された安室は、まさに国民的歌姫。'91年に14歳で結成したSUPER MONKEY'Sから芸能活動をスタートさせた。
「当初はヒット作に恵まれなかったんですが、'95年1月に現レコード会社の社長である松浦勝人氏がプロデュースしたシングル『TRY ME~私を信じて~』が73・3万枚の大ヒット。その後、小室哲哉さんのプロデュースで代表曲『CAN YOU CELEBRATE?』などのミリオンヒットを飛ばしました」(レコード会社関係者)
歌だけでなく、彼女のファッションも注目を集めた。
「ミニスカートやショートパンツに厚底ブーツ、茶髪のロングヘアに細眉という彼女のスタイルをお手本にした“アムラー”が街にあふれました。まさに社会現象でしたね」(前出・スポーツ紙記者)
人気絶頂の'98年3月、安室は1年間の休業に入る。
「TRFのSAMさんとの結婚と妊娠を発表したんです。今でいうデキ婚のハシリでしょうか」(芸能プロ関係者)
結婚すると人気が衰えるものだが、産休を終えた彼女をファンは温かく迎え入れた。
「'02年には離婚してシングルマザーとなりますが、彼女の自分を貫く生き方に共感する女性の間に支持が広がりました」(音楽ライター)