リフォーム中の自宅に違法の可能性
“早く家を作る”という言葉にピンとこない方も多いかもしれないが、森は現在『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)内の名物コーナー『泉お嬢様の空き家再生大臣』で、趣味のDIY(専門業者ではない人が自作すること)を生かして都内の一等地にある築52年の空き家をリフォームしている。
しかも、4000万円もの自腹を切るほどの気合の入れよう。つまり、新しくペットと暮らす家を作っているのだ。
「今年7月にオンエアされた番組の中で、物件を購入しているのです。ただ、3年ほど空き家だったためかなり老朽化しており、このままでは住めるような状態ではありませんでした。しかも、建築基準法に定められた接道義務を果たしていない土地なので、再建築できない。そのため、相場の半値で手に入れたそうです」(スポーツ紙記者)
建築基準法第43条1項によれば、“敷地は原則として幅4メートルの道路に2メートル以上で接しなければならない”という『接道義務』を課している。つまり、道路に接する間口が最低でも2メートルないと、防災上危険なため、再建築は認められていない。
そこで、森は再建築ではなく、“大規模リフォーム”というかたちをとっているのだが、それに関して不動産コンサルタントの早坂龍太氏(株式会社不動産流通システム 委託ライター)が、同社のサイト上でこう疑問を呈している。
《建物構造を大きく変化させるような増築も認められていません。建築確認申請が必要な、新築や大規模改造は基本的に許されないのです》
つまり、森のリフォームが法律上、問題がある可能性を指摘しているのだ。
そこで、記事を公開している株式会社不動産流通システムの宅地建物取引士・冨永晴彦氏に、『週刊女性』記者とともに森がリフォームしている家を外から見てもらい、問題点を指摘してもらった。
「森さんの物件は確かに建築基準法第43条1項に定められている『接道義務』を満たしていないため、再建築不可の物件ですね。内装のリフォームはできるのですが、厳密には改築することができません。
つまり、柱などの骨組みは補強することはできますが、それを取り除いたり、新しい柱につけ替えることは厳密にいうと違法です。また外壁を塗り直すことはできても、新たに壁をはがして新しいものに張り替えたりすることなども、原則できません。
なので、森さんが番組で行っていた浴室の柱を取りはずす工事などは違法である可能性が高いのです。行政に通報があれば是正勧告や行政指導を受けるかもしれません」
やはり、番組内でのリフォームについて、違法である可能性があるという。しかも彼女が購入した土地は132平方メートル(40・1坪)と広いが、四方を民家に囲まれている。