今回は奈良氏の30年分の作品が1年ごとに展示され、岡田は年代の古い順から作品を眺めていたという

「広尾で開かれた美術展のオープニングレセプションにV6の岡田准一さんがひとりで来ていたんです。500人ほどの一般来場者に溶け込んでいて、あまりに普通だったので誰も話しかけませんでしたね」(レセプションの参加者)

 昨年末に結婚を発表した岡田准一宮崎あおい。これまで新婚生活の様子は明かされてこなかったが、妻との絆を物語る岡田の行動が2月上旬に都内で目撃されていた。

 現代美術家の村上隆氏が代表を務める『Kaikai Kiki Gallery』で、2月8日から開催されている『Drawings: 1988-2018 Last 30 Years』。不機嫌な少女の絵で知られる現代アート作家の奈良美智氏の個展で、30年にわたるドローイング作品が展示されている。

奈良先生ご本人もギャラリーにいらっしゃいました。普段は栃木で生活しているので、都内でお会いできる機会はなかなかありません。奈良先生の写真を撮ることは禁止されていたのですが、無理に撮影しようとした人がいたんですね。それで奈良さんは途中で帰ったんです」(同・参加者)

 奈良氏がギャラリーにいた時間は短かったので挨拶できた人は少なかった。その幸運なひとりが岡田だった。

岡田さんのほうから進んで奈良先生に声をかけていました。“妻から奈良さんは素敵な人です、と言われていたので、ずっとお会いしたかったんです”と話すと、先生はとても喜んでいましたね」(同・参加者)

 これまで岡田は宮崎について自ら語ることはなかったが、結婚したことで普通のこととして妻の話をするようになったようだ。

「岡田さんは先生が帰られた後も、じっくり作品を見ていました。最初は誰だかわからなくて、熱心な奈良先生のファンだと思ったほどです」(別のレセプション参加者)

 岡田が奈良氏の作品に惹かれたのは、妻の影響だった。

「宮崎さんと奈良さんは以前からご縁があるんです。奈良さんに500日間密着した'07年公開のドキュメンタリー映画『NARA:奈良美智との旅の記録』では宮﨑さんがナレーションを務めています。

 もともと奈良さんが彼女のファンだったんですよ。宮崎さんはこの映画のPRのために、雑誌の付録で宮﨑さんの絵を描き下ろしています。雑誌での対談もしていましたね」(映画配給会社関係者)

 岡田と宮崎は、どちらもカメラが趣味。アート好きという共通点があり、宮﨑によって岡田が現代アートにハマっていったようだ。

岡田さんは数年前から現代アートを熱心に見るようになったようですね。奈良さんの常設展示のある原美術館を訪れたり、奈良さんの作品が多く展示されている青森の十和田市現代美術館は“今いちばん行きたい美術館”と言っていたこともありました」(スポーツ紙記者)

 晴れて結婚し、これからは夫婦で全国の美術館巡りをするのだろうか。