まるで中世ヨーロッパの邸宅のような重厚感のあるそのキャバクラ店『A』は、関東近郊の温泉地にあって、静かにお酒が飲める高級店として地元ではよく知られた店だ。

 しかし、1年ほど前から常連客が顔をしかめる事態が起きていた。

ジャニーズ連れてきたよ」

「イエーーイ!」

 別のキャバクラで一般人に声をかけられ、その勢いで連れられてきたひとりの若者。それがHey! Say! JUMPの岡本圭人だった。

もともと、テレビ番組のロケで来たことがあるようで、この温泉地を気に入っていたみたいなんです。ここの人は芸能人を見かけても騒いだりすることはないので、居心地がよかったんじゃないですか。最近だと3月上旬にも見かけました」(『A』の常連客)

 3月上旬と言えば、通っていた上智大学の卒業を間近に控えたころ。うれしさのあまり、ハメをはずしたくなってしまったのかと思いきや、彼は『女性セブン』5月3日号で驚きの告白を。

「昨年夏、実家に大学から1通の書類が届きました。その封を開けた父からの電話で、大学を『退学』になったことを知りました」

「仕事に打ち込むほど、大学の勉強に集中できないことも増えてしまったんです」

 なんと、国際教養学部を退学したことを明かしたのだ。岡本の学業を優先して組まれてきたグループのスケジュール。彼は前述のインタビューで、メンバーに対する当時の複雑な思いを吐露しているが、2留の末の退学となった。

 そのショックを忘れるべく、“ヤケ酒”のような意味合いもあったのだろうか。キャバクラでの飲み方は、常連客の目に余るものだったという。

もう彼は25歳なんですか? そんなふうには見えなかったですね。学生のコンパみたいにノリノリで大騒ぎしてましたよ。ほかにもお客さんがいるのに、全然おかまいなし。毎回騒いで、ご機嫌になって帰っていきますよ」(前出・常連客)