~現在~
アメリカに渡って5年半。LAを拠点に、ライブやプロモーションなどの際には帰国。健康志向な生活を送りながら「自由に楽しく生きる」をモットーに仕事もオフも充実。今ではそのライフスタイルに注目が集まっている。
「ルールに縛られるのが嫌なんです。人に迷惑をかけてるわけじゃないので、否定的な意見があってもまったく気にしない。俺は自分の人生を楽しんでいるし、それに共感してくれる人がいてくれるから、出会ったことに感謝しながら、今すごく幸せに生きています」
音楽はもちろん、その率直で明るいキャラクターとともに與真司郎の生き方に憧れる人は多い。そんななか、アーティスト活動の休止が発表された。
AAAの活動休止で強くなった思い
「ソロ活動をどうしていくかというのは、AAAの活動休止が決まったときから考えてました。初めてソロでアリーナツアーをやらせてもらったときは、すごく達成感があったし、貴重な経験ができたなと思ったんです。でも、それはAAAという看板があったからできたことという思いがずっと頭にあった。
14歳で事務所に入ってから人生の半分以上を“AAA、與真司郎”として活動してきて、俺はやっぱり音楽活動は“AAA”としてやっていきたいという強い気持ちがある。グループが活動休止をするということは、目標がないまま音楽を届けるということに近い。それが、アーティスト活動の休止を決めたいちばんの理由です」
また、戻ってくる
約束する意味の作品
8月11日、アーティスト活動休止前ラストとなるアルバム『THIS IS WHERE WE PROMISE』をリリース。“僕たちの約束の場所”と題した今作に込めた思いとは。
「“アーティスト與真司郎としてまた帰ってくるよ”という誓いを込めて、最初にタイトルを決めました。1枚目のアルバム『THIS IS WHO I AM』 ('18年)は、自分のルーツである洋楽系の曲を集めた作品だったんですが、今回はジャンルも幅広く、日本語の歌詞を増やして、ファンのみんなに喜んでもらえるような曲たちを詰め込みました」
ファンへの思いを表現した表題曲は自身が作詞を担当。歌詞の“君のおかげで踏み出せるから”というフレーズが胸に刺さる。
「ここまで来れたのはファンのみんながいてくれたから。くじけそうになったときも支えてくれて、感謝しかないです」
AAAを彷彿とさせる『HONEY』のほか、プライベートでも親交のある青山テルマとコラボしたラブソング『好き好き好き』などを収録。つらい時期を乗り越えてきたからこそ届けられる音楽があるということを証明する今作。人生につまずいたときに、背中を押してくれるはずだ。
「『Follow Me』と『NEVER MIND』を聴いたらハッピーになれます。俺は落ち込んだときこそ明るい曲でテンション上げるタイプなので、みんなもこれを聴いて元気になってくれたらいいなって」
休止前最後のアリーナツアー(全国5都市9公演)が9月11日よりスタートする。
「ダンスも歌もズバ抜けてうまいわけじゃないけど、人を幸せにする自信はあります。感謝を込めて、みんながハッピーになれるライブにしたいなと思っていますので、ぜひ遊びに来てください」