2023年は本来、ジャニーズの人気グループ・嵐の25周年イヤー突入が大きな話題になり得た。しかし、彼らは2020年末のグループ活動休止後、再始動の発表がないまま現在に至る。ネット上のファンからは今でも《25周年のタイミングで復活期待しちゃう》といった声が聞こえてくるが、創業者問題で事務所がゴタついているうちは望み薄だろう。
「嵐が復活すれば今年の『紅白』の目玉にもなったでしょうし、メンバーの松本潤さんは現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めている関係で、創業者問題がなければ今年の司会に選ばれていたかもしれません。昨年は同じく嵐の櫻井翔さんが司会をしていましたから、十分あり得たでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
松本の出演は「気まず過ぎ」
ただ、嵐が今年活動再開することはないとしても、松本だけ『紅白』に登場する可能性は残っているという。
「ネット上で『紅白』にジャニーズは不要とする声が高まってはいるものの、今年は目玉がないとなると、局側が“大河主演だったから”と理由をつけて松本さんを審査員枠などで呼ぶ選択肢はあるでしょう。本人にしてみれば、創業者問題で事務所がバッシングされていて、嵐の節目についてもスルーしなければならないという気まずさの中、わざわざ出たくはないでしょうけど」(芸能プロ関係者)
そんな松本をめぐっては、10月12日発売の『週刊文春』が、『どうする家康』の撮影現場での“横暴な振る舞い”を報じた。同誌によると、松本は自分本位で台本を“改悪”したり、助監督に「殺すぞ!」と暴言を吐いたりしたこともあったという。
「ただ、記事の内容についてNHKは《ご指摘のような事実はありません》としており、松本さん側も《事実とは異なる》と否定していることから、ネット上のファンからは彼を擁護する声が寄せられています。しかし、一方で《現場の雰囲気が良くてドラマがおもしろければ、こんな悪口は出てこない》《こういうのは、ジャニーズ事務所が強ければ当たり前に行われてたんでしょう》といった見解を示す人たちが少なからずいることも確か。疑惑の目が向けられている現状や事務所問題、嵐の再始動についてモヤモヤを抱えたまま出演するのは、やはり気まず過ぎる状況といえます」(芸能ライター)
10月12日発売の『女性セブン』では、松本の招集によって嵐の5人が事務所に集まり“緊急会合”を行ったことが伝えられ、一方、19日発売の『週刊文春』では、櫻井が事務所とのエージェント契約を“渋っている”と報じられている。
激動に揺れる嵐。そんな中で『紅白』制作陣が松本に声をかけた場合、本人は快く応じるのだろうか――。今年の『紅白』の“目玉探し”は、どうやら楽ではなさそうだ。