選手の妻が集まる“夫人会”の存在
「アメリカには日本人コミュニティがあります。現地に長く住んでいたり、日系2世、3世とかさまざまな人がいます。コミュニティを理解してうまく付き合ったほうがアメリカ生活をエンジョイできるでしょう。
でも、ひっそり隠れていたら、コミュニティと付き合うことにも支障が出る恐れがあります。そこまで警戒しなくていいんです。アメリカ人はそこまで野球選手のプライベートに興味ありませんから。奥様を守ると心に決めて、いい大人なのですから堂々としてればいいんですよ。せっかく、おめでたい話なんですし」(デーブ氏)
日本人コミュニティ以外にも、メジャーリーグには“あるコミュニティ”がある。
「選手の奥様が集まる“夫人会”というものが存在します。大谷選手にとって、花巻東高校の先輩にあたる、トロント・ブルージェイズの菊池雄星選手の奥様でフリーアナウンサーの深津瑠美さんが夫人会での写真をインスタグラムに投稿して話題になっていました」(前出・スポーツ紙記者)
この“夫人会”とはどういうものなのか。現地で取材をするスポーツライターの梅田香子(ようこ)さんに話を聞いた。
「夫人会では、どこの球団も病気の子どもたちへの支援などのチャリティー活動を積極的に行っています。松井秀喜さんやイチローさんの奥様もそういった活動をしていました。
イチローさんなどが所属したマリナーズでは、各家庭の料理のレシピを集めた本を発売。その売り上げを寄付するということを毎年行っています。ドジャースも伝統ある球団なので、チャリティー活動にはかなり力を入れています」
大谷が公にしなくても、避けられないであろうコミュニティ。“大谷夫人”とはどんな人なのか。