2月末に体調不良でコンサートを降板した松方弘樹。
「決まったカウンターの席によくふたりで並んで座り、楽しそうにお酒を飲んでいらっしゃいました。最後にお見かけしたのは、1か月くらい前でしょうか」(居合わせた常連客)
自宅付近にある行きつけの料理店では、17年間も交際している元女優との仲睦まじい姿がよく目撃されていた。
「まだ松方が仁科亜季子と結婚しているときに、当時、女優だった30歳下の山本万里子との不倫が発覚するんです。それで、松方が仁科と'99年に離婚し、山本を選んだ。この略奪愛に世間の目は厳しかったですね」(芸能レポーター)
昨年5月には361キロのマグロを釣り上げるなど、健康そのものだった松方。だが、3月2日に事務所が発表した病名は『脳リンパ腫』という聞き慣れないものだった。
脳の病に詳しい『くどうちあき脳神経外科クリニック』の工藤千秋医師に聞いた。
「脳リンパ腫は、脳腫瘍全体の中では3パーセントくらいという珍しいものです。昔は外科手術をしていたのですが、すぐに再発してしまうので、現在では通常しません。
一般的な治療法は、抗がん剤治療をしながら、“全脳照射”といって放射線を脳全体にかけるのです。1日に少しずつ15回に分けて照射します。これが最大量ですので、これ以上はできません。
副作用としては、脱毛はもちろんのこと、脳自体が萎縮してしまい、リンパ腫は撃退できても認知症の症状が出てしまう可能性もあるのです。最近の生存率は、40か月で50パーセントくらいです。これは生存ということで、日常生活ができているかというのは別問題。かなり難しい病なのです」
現在、松方は都内の病院で入院生活を送っている。だが、病室に入れるのは山本さんとマネジャーのみだという。
「松方には6人の子どもがいますが、誰ひとり見舞いに来ていない。すでに歩行することは難しい状態ですが、山本さんが、献身的に看病をしていますよ」(芸能プロ関係者)
長い間、夫婦同然に過ごしてきたふたり。だが、籍はいまだに入れていない。
「なんで入籍しないのか松方さんに聞いたら、“遺産相続とかでモメるだろうから、そんな争いの渦中に彼女を巻き込みたくない”って言っていましたよ。それに、彼女には財産や生命保険も含め、きちんと渡せるものは渡してあるから、大丈夫なんだとも言っていましたね」(松方の知人)
そして、籍を入れない一番大きな理由があるという。
「“オレが先に死ぬだろうし、彼女の籍を汚したくない”からなんだとか。山本さんも今まで1度も“結婚してほしい”と言ったことはないんですよ。もう、ふたりは籍を“入れる”“入れない”という関係を超越しているんでしょう」(前出・松方の知人)