「11月12日の午前中、日課にしていた犬の散歩中に突然、倒れたそうです。いつもは奥さんと2人で家の近くにある池のまわりを散歩しているのですが、その日は1人だったようです。道端で倒れているのに気がついた人が急いで救急車を呼んで、循環器系の病院に運ばれたのですが、午後にはお亡くなりに。週明けに通夜・告別式だそうです」(親戚のひとり)

 群馬県のとある斎場でしめやかに行われた葬儀・告別式。多くの人に見守られながら天国へ旅立った男性は、’12 年に松田聖子が再々婚した男性の父親だった。

1118_松田聖子

「聖子さんが結婚したのは、慶應義塾大学医学部で准教授をしている2歳下の河奈裕正さんです。聖子さんは3度目、河奈さんも2度目で、前妻との間には双子の男の子がいます」(芸能レポーター)

 聖子の舅(しゅうと)となった河奈氏の父親は、群馬の地元で獣医師をしていたという。

「この辺りは酪農が盛んなのですが、獣医さんがいなかったんです。それで農協のお偉いさんが河奈先生に頼み込んで、東京から移り住んでもらいました。獣医といってもペット相手ではなく、主に牛や馬などの家畜を診ており、診療所も構えるのではなく、具合の悪い家畜の往診をされていました」(地元の住民)

 そんな河奈家に、あの“松田聖子”が嫁に来たというのだから、当時は地元でもちょっとした騒ぎに。

「お舅さんは結婚前に聖子さんと電話で話したとかで、快活でいい人だって、興奮して話していましたよ。お姑(しゅうとめ)さんも聖子さんを“ケラケラとよく笑う明るい印象の方”だとうれしそうに話していました」(近所の住民のひとり)

 聖子と河奈氏が実家に結婚のあいさつに来たときの様子も、近所で目撃されていた。

「おふたりは車で来ていましたが、たまたま河奈さんのご両親が外出しちゃっていたとかで。だから車の中で数時間、ご両親が帰宅するのを待っていたんですよ」(前出・近所住民)

 超有名芸能人である松田聖子を家の外で待たせたという河奈氏の両親。さらに、大事に育てた息子と一緒になるにあたって、実は、こんな条件も出していたという。

「河奈さんのお父さんがお母さんと結婚したとき、“ウチの女房は群馬で1番の美人だ!”っていつも自慢するほど夫婦はとても仲がよかった。自分たちみたいな夫婦になってほしかったのか“息子と結婚したら、今後はテレビに出て歌ったりしないと約束してくれれば承諾する。歌うんだったら結婚はさせない”と言ったと聞きました。すると聖子さんは“絶対に歌わない”と約束したそうです。芸能人と結婚して本当にちゃんと生活ができるのか、心配だったそうです」(別の親戚)