高相祐一
高相祐一(たかそう ゆういち) ●1968年2月3日生まれ。’93 年よりプロサーファーとして活動を開始。DJやデザイナーとしても活躍した。’98 年に結婚。1児をもうける。’09 年に覚せい剤取締法違反で逮捕。懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた。ドラッグ初体験は14歳のときに先輩にすすめられた大麻

 芸能界を揺るがした’09 年に起こった覚せい剤事件。その発端となった“自称プロサーファー”高相祐一が、事件から5年半たったいま、その本音を激白……! ドラッグ依存との闘い、その治療で出会ったASKAとの出会い、自身にまつわるさまざまな報道の真相、そして迷惑をかけた息子への思いを語ってくれた。

 高相の報道で、よく目についたフレーズが“自称プロサーファー”という肩書き。日本プロサーフィン連盟も、公式に「高相はプロサーファーではない」というコメントを出している。

「僕は確実にプロサーファーですし、プロ登録の証状も持っています。スポンサー料も月50万円くらいもらっていました。なぜか“自称”とされたのは、サーフィン業界が嫌がったんじゃないですかね。事件後はイメージもよくないんで。でも、それまでは全然フレンドリーだったんですよ」

 また、東京・青山の老舗スポーツ店の長男という高相を“ボンボン”として、高校時代はタクシーで自宅から千葉県の学校まで通っていたとも報道された。

「タクシーは学校の最寄り駅から5人で割って乗っていたんですよ。そうするとバスの料金と変わらない。しかもバス停から学校までは歩くと30分くらいかかるんです。みんなまねしてタクシーに乗りだしたから、僕だけじゃない」

 そもそも、彼と覚せい剤の出会いはいつごろなのか。

「20歳のときに付き合っていた彼女が持っていて……。“やめろよ”って話をしていたんです。そしたら“やったことないのに何がわかるの?”って言われて、やってしまった。感想は、なんか別に……。目覚めのいい朝だなぁみたいな(笑い)。それ以降は、疲れたっていうことを理由にしてやっていました。覚せい剤をやると、めんどくさいことが、めんどくさくなくなるんです。掃除とか、すごく簡単になるんです」