日本でも一部導入が予定されている、司法取引をテーマに日本で初めてドラマ化した『天使と悪魔 未解決事件匿名交渉課』(テレビ朝日系・金曜夜11時15分~)。
「まったく新しい捜査エンターテイメントとして、みなさんに楽しみもスリルも届けられたら」(剛力彩芽)
同作は“未解決事件”の真相に迫っていく物語に仕上げている。 「私の演じる蒔田ヒカリは、まじめで人を疑うことができない警察官です」(剛力彩芽)
入庁当時、捜査一課に配属されていたヒカリ。人を疑わない天使のような性格は、刑事としては致命的。肝心なところで容疑者にだまされるミスを連発し、閑職の『未解決事件資料室』へ異動になってしまった。
そんなヒカリの前に現れたのが、天才弁護士・茶島龍之介(渡部篤郎)。ヒカリとは正反対に、人を信じることができない悪魔のような男性。
茶島は嘱託として雇われ、『未解決事件資料室』に配属されたという。ア然とするヒカリを振り回しつつ、茶島は未解決事件の真相に迫っていく。
「人間の表(天使)と裏(悪魔)を象徴する、いまだかつてない異色のバディです。撮影現場は剛力さんの明るさと元気さ、ベテランの渡部さんの統率力のおかげもあり、いつも活気に満ちていますね。現場で生まれるアイデアもとても多く、ライブ感のある作品になっています」(山田兼司プロデューサー)
司法取引は、事件の容疑者が共犯者など他人の犯罪事実を明らかにすれば、見返りとして検察が本人の起訴を見送ったり求刑を軽くしたりする制度。
「真実にたどりつけるのはいいけれど、誰かを裏切ることで罪に問われないことにヒカリは疑問を感じています。人を疑わない、信じたいけれど、信じるだけが天使なのかな、と考えながら演じています」(剛力彩芽)
1話完結のこのドラマの大きな見どころは、バリエーションの豊富さ。
「犯罪のケースはさまざまですから、司法取引もそれぞれに違った形で関わってくる。毎回違った展開、ドキドキ感をお約束します」(山田P)
撮影は快調だが、連日のハードスケジュールにもかかわらず、元気いっぱいの剛力。その秘訣は?
「家族との時間を大事にしています。帰宅してその日のことをおしゃべりするだけでリフレッシュします」(剛力彩芽)
天使のような外見の剛力だけど、こんな意外な一面も語ってくれた。
「友達の前では、ドSになるときも(笑い)。関西の子がボケたりするのを軽くあしらうと喜ぶんです。逆に、天使のように素直に受け取ると“いつもの彩芽じゃない!”って(笑い)」