“右ひじ左ひじ交互に見て~♪”なる謎のフレーズの連発でおなじみといえば、2700。ノリノリのネタとは裏腹に、細かい部分に気づいたりするタイプのよう。
「吉本は縦社会とはいっても、テレビに出ないと後輩になめられるところがあります。僕らも売れる前は“チーッス”みたいな挨拶でしたが、きちんと“おはようございます”になりました」(ツッコミ担当の八十島弘行)
“売れてもモテなかった”という芸人は多いようだが、彼らは少し事情が違うようで。まずはヒジを交互に見せる担当のツネ。
「誰だかわからない同級生から急に電話がかかってきたり。“中学生のとき一緒だった〇〇だけど覚えてる? 今、お前のこと好きって女の子がいてさ”とか言いながら、彼がそのとき一緒にいた女の子に紹介する感じです。Facebookでの友達申請も増えました」
女性から連絡がたくさんあったというから、さすが! モテモテだったようだ。
「女の子から“何してるの?”みたいな連絡が、一時期増えた気がします。(ブレイク後は)好かれる率が劇的に変わりました。売れていないときは、お金がなかったので手作りの弁当やビーズのブレスレットを作って女の子にプレゼントしたりと、好きになってもらうまで頑張らなきゃいけなかったのに」(八十島)
さらにツネにいたっては、あの超人気者と張り合うほどなんだとか。
「売れる前に、オリエンタルラジオの藤森慎吾とよく一緒に女の子と飲んだりしてたんですが、そのときは女の子たちが藤森の近くに集まって、人気バランスが偏ってたんです。でも、売れてテレビに出るようになってからは、女の子もこっちに来てくれてバランスがよくなりました(笑)」
モテだけでなく、お金関係でも2人は似たような経験をしているという。
「突然、携帯に“マンション買いませんか?”という連絡が来ました。携帯番号がどこで漏れてしまったのかわからなかったので、すごく怖かったですね」(ツネ)
八十島も同様に「怖かったです」と言いながら、こんなエピソードをポツリ。
「売れてから僕のファンになってくれた女性がいたんです。その女性から“渋谷の3LDKの部屋を月50万円で借りてくれませんか?”というような勧誘をされましたね」
ともにブレイク後に結婚して子どももいる。左右は左右でも、右みて左みて芸能界という難しい道を家族のために慎重に進む彼らであった。