チョコ味やショートケーキ味のカップ焼きそば、フルーツ味のポテトチップス……。最近、とんでもない味のカップラーメンやお菓子が登場し、話題になってます。食べる側の“冒険心”をくすぐる商品の数々を、さまざまな立場の方にトライしてもらいました。
●実食してもらったのはこの人たち
◎川原浩史さん
1964年、福岡県福岡市生まれ。豚骨ラーメンブームを牽引した「なんでんかんでん」社長。現在は、飲食コンサルタントとしても活動し、接客セミナーなどを全国で開催中。「カップラーメンの開発経験をもとに、厳しくコメントさせてもらうよ!」
◎パッツィ・ウッチャリーノさん
1986年生まれ。女装パフォーマー集団「Campy!」のメンバーとして活躍中のドラァグクイーン。プロのオーボエ奏者としての顔を持ち、名前のとおり、相撲にも造詣が深い。「母が一平ちゃんのチョコレート味を食べて捨てようとしてたの……。大丈夫かしら~」
◎新渡戸文化中学高等学校 クッキング部のみなさん
新渡戸稲造博士の教育理念をもとに設立された学校法人「新渡戸文化学園」の中等部、高等部の10名の部員のみなさん。自分たちで献立を考え、ブリ大根からいちごタルトと幅広いメニューの料理を実践中。「食べるのも作るのも大好きな私たち。部活で鍛えた舌と目線で審査します」
以上の方々のほか、週刊女性編集部スタッフも参加しました。
いまどき菌活らーめん ヨーグルトトマト味
【商品紹介】乳酸菌200億個入り! トマトの酸味を引き立てるヨーグルト。
(明星食品/希望小売価格180円(税別)/351kcal)
川原社長「ヨーグルトの風味は感じないけど、ミネストローネのようなスープがあっさりしていて飲みやすい。しかも、乳酸菌が200億個も入ってるんだってよ! 確かに身体にはよさそうな味だな」
パッツィさん「パスタを食べてるみたい! あとから来るヨーグルトの香りが、サワークリームみたいに酸味と爽やかさをプラスしてくれて、いいアクセントになってる。パッケージがもうちょっとおしゃれだったらいいのに」
クッキング部「おいしい~! 具材もいろいろ入っていて、見た目がカラフル。ヨーグルトの味は直接わからないけど、いい感じに酸っぱいですね。チーズやキムチをトッピングしたら、絶対おいしくなりそう!!」
編集部「トマトの酸味が想像以上に強くて、女性は好きな人が多いんじゃないでしょうか。麺をカッペリーニくらいの細麺にしても、よりイタリアン感が強調されて、おいしそう!」
カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味
【商品紹介】クリーミーなシーフードスープのあとに、抹茶の爽やかさが鼻に抜ける。
(日清食品/希望小売価格180円(税別)/375kcal)
川原社長「スープ自体は通常の『シーフードヌードル』とほとんど変わらないと思う。抹茶は麺に練り込まれていて、すする際にふわっと香る程度。目隠ししたら区別がつかないだろうな」
パッツィさん「ふたをはがしたときに香る抹茶の匂いに、一瞬スイーツを想像させられるんだけど、口に入れると甘くないからびっくりしちゃう。普通のシーフードヌードルよりミルク感が強めかな」
クッキング部「後味が少し苦いのが抹茶のせい? 味は甘いのかと思いきや普通のシーフードヌードルの印象。どうせなら抹茶感をもっと感じたいので、緑の抹茶スープ! みたいなものを食べたい!!」
編集部「抹茶というよりは、身体にいい“草”の風味というほうが近い気が。それくらい、鼻に抜ける青臭さが印象的。ユーグレナやクロレラみたいに、緑の健康食品と思えばいいかも」