これ、世界一有名なネズミさんじゃないの? それはキティちゃん? ウルトラマン? ちびまる子ちゃん!?
思わず関西弁で「これ、アカンやつや!」と言いたくなるキャラクターたちがそこかしこに。それだけでなく、なんとも不思議な色合いの造形物ばかり……。異次元に迷い込んだかのような風景は、いずれも中国国内の遊園地で撮影されたもの。撮影者であり、中国の遊園地の現状に詳しい関上武司さんに話を聞くと──。
「大胆すぎるパクリぶりとか、統一感のなさとか、笑いを通り越して文明のなりたちを考えさせられるほどです。ただ、日本の人気漫画の『ドラゴンボール』だってもともとは西遊記が元ネタなわけですから、“モノマネだらけでけしからん!”と単純に怒ってすませる話ではないと思います。
現在の中国の財力と発展のスピードはものすごく、2016年には上海ディズニーランドが開園しましたし、2020年には北京にユニバーサルスタジオの開園が予定されています。今後、パクリのキャラクターや造形物は急激に減ってしまう可能性もありますから、ご興味を持たれた方は、なるべく早めに訪れたほうがいいですよ」
一周まわって独自性が醸し出された雰囲気は、もはやアートかも、衝撃の旅になることはまちがいなし!?
<関上さんが出演するトークショー『いんちき中国ナイト』>
6月9日(金)OPEN 18:30/START 19:30
東京・阿佐ヶ谷ロフトA
前売り1600円/当日2100円(飲食代別)