ジャニーズ事務所

ジャニーズ事務所は、元メンバー全員に慰留の意を伝えているようです。とはいえ、実のところ“中居には残ってほしい”が本音でしょう。彼が持つ影響力と発言力、多額の利益を生み出す収益力は、事務所としても手放したくはないと見えます。彼もまた“残留”に強く傾いているのだとも」(芸能プロ幹部)

 SMAP解散から半年、ついに元メンバーの進退が問われる運命の6月に差しかかった。9月に控える契約更新に向け、3か月前であるこの月に彼らは残留か独立かの意思表示をしなければならないのだ。

 中居正広らSMAP5人と、I元マネージャーがジャニーズから独立しようとした計画は、木村拓哉が態度を変えたため頓挫したといわれる。そして、昨年1月にI元マネージャーは事務所から姿を消して、彼らは『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での生謝罪に追い込まれた。

 このときすでに、“裏切り者”とされた木村を除くメンバーは同年9月の契約満了をもって退社を決めていたというが、しかし、

「昨年6月、中居が香取慎吾らに“1年間我慢してくれ”と契約延長を説得したといいます。後先考えずに独立することはリスクがあると判断したのでしょう。ジャニーズを出ても、それぞれが仕事をできるように、1年間を地盤固めに要したのです」(芸能レポーター)

 そのかいあってか、中居は昨年末には大手企業から1億円の投資を獲得、Iさんもまた中国系企業や面会を通していた“芸能界のドン”を後ろ盾につけたとされていた。中居、香取、稲垣吾郎、草なぎ剛らによる“新生SMAP”誕生に向けて、着々と準備が進められているはずだった。

 ところが、である。独立への思いが強かった中居が、ここにきて残留を第一に念頭に置いているのだという。それはなぜか。

地固めをしていく中で、中居さんはあらためて多くのスタッフや関係者に支えられていたことを実感。自分の独立は、彼らの迷惑になってしまうのではないか、と考え始めたみたいです。それにSMAPから離れた今、木村さんとも顔を合わせず“いいペース”で仕事に打ち込めていると」(テレビ局関係者)

 そして、1月に契約したソロ初のCMも中居の残留の一因になったという。「あたらしくいこう」「言わせとけ」のキャッチフレーズで話題になった『キリン氷結』だ。

「当初は短期出広の“スポットCM”として、1月から3月までの契約だったといいます。期間中の売り上げこそ数パーセント程度の伸び率だったそうですが、企業のブランドイメージは向上しました。

 そこから6月まで延長、さらに飲料セールスが見込まれる夏期、つまり7月から9月までの再延長が見込まれているのです。仮にジャニーズを出るのなら、満了ギリギリまで延長を続けるとは考えにくいと思います」(広告代理店関係者)