(左から)TOKIO・城島茂、木村拓哉、関ジャニ∞・村上信五

 ジャニーズ事務所所属のタレントといえば、歌や演技での活動はもちろん、バラエティー番組でも存在感を放っている。

面白いジャニーズランキング

 1990年代にSMAPがバラエティ路線を築いたのに続き、TOKIO、V6らの冠番組が大ヒット。いまや、ジャニーズのグループがバラエティー番組に挑戦するのは当たり前といっていい状況になっており、昨今でも'22年5月10日(9日深夜)から関ジャニ∞の新バラエティー番組『関ジャニ∞のあとはご自由に』がフジテレビ系でスタートしている。

 SNSが普及し、芸能人の素顔がより感じられるようになった現在。面白さや親しみやすさもファンの心をつかむ重要な要素の一つとなっている。

 では、ジャニーズ事務所所属タレントのなかで、「面白さ」で高い評価を集めるのは誰なのか。今回、「面白いと思うジャニーズは誰ですか?」というアンケートを実施。10代〜70代の男女1000人に回答してもらった。

◇     ◇     ◇

第1位:城島茂(TOKIO)/116票

 バラエティー番組で活躍するジャニーズタレントが増える中、見事に第1位に輝いたのはTOKIOのリーダーである城島茂(51)だ。

TOKIOのリーダー城島茂

 TOKIOといえば、'95年から続く長寿バラエティー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)があまりにも有名。アンケートでは、まず同番組での活躍に対するコメントが多数よせられた。

「『ザ!鉄腕!DASH!!』などのテレビ番組で面白いキャラを見せてくれるので」(70歳以上・女性)
「DASH村での体当たりのロケが面白い」(50代・女性)

『ザ!鉄腕!DASH!!』と並んで多かった回答が、ずばり“オヤジギャグ”だ。城島は、1970年11月17日生まれで現在51歳。彼の先輩にあたるジャニーズタレントは、歳を重ねてもそれを感じさせない若々しさが売りになっていることも多いが、城島の場合はオジサンっぷりも魅力の一つになっており、親近感を感じさせるようだ。

「おやじギャグが好きだから」(10代・女性)
「親近感」(50代・男性)
「庶民的でフレンドリーな感じがする」(60代・女性)

第2位:村上信五(関ジャニ∞)/97票

 第2位となったのは、関ジャニ∞の村上信五(40)だ。今回のアンケートで100票近くを獲得したのは、城島と村上の2人のみ。ジャニーズタレントのなかでも、「面白さ」で高い評価を得ている1人といえるだろう。

関ジャニ∞・村上信五

 村上へのコメントは、マツコ・デラックスと共演するバラエティー番組『月曜から夜更かし』(日本テレビ系)に対する言及が多数。

「月曜から夜ふかしの村上さんのお話が面白いです」(30代・女性)
「月曜から夜ふかしで、マツコとの絡みを見て」(20代・女性)
「マツコに負けてない」(50代・女性)

『月曜から夜ふかし』はもともと深夜帯の放送だったが、'22年4月から月曜22時スタートというGP帯に移動。村上とマツコ・デラックスの掛け合いを目にする人がさらに増えそうだ。

 このほか、村上へはトーク力やMCとしてのスキルを評価する声も多かった。

「MCをやっていて、会話をリードしている」(70歳以上・男性)
「話題が豊富、コメントが面白い」(60代・男性)
「頭の回転が早い。美少年じゃない」(60代・男性)
「うるさいけど、嫌悪感を抱かない。トークがうまい」(30代・女性)

第3位:東山紀之(少年隊)/58票

 第3位にランクインしたのは、1985年に少年隊のメンバーとしてレコードデビューした、ベテランの東山紀之(55)。

東山紀之

 クールな印象も強い彼だが、ファン歴の長い人からは笑いのセンスに触れる声が多数。また、'17年からMCを務める朝の情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でのトークも好評だ。

「昔から冗談がうまいから」(70歳以上・女性)
「コミカルです!」(70歳以上・女性)
「(準レギュラーで出演していた)『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)でおもしろかったので」(30代・女性)
「ニュースの司会でのコメントがまじめ、かつ面白い」(50代・女性)

第4位:菊池風磨(Sexy Zone)/45票

 今回の調査では、唯一20代でTOP10に入ったのがSexy Zoneの菊池風磨(27)だ。菊池といえば、なんといっても“ドッキリ”。

'17年、大学の卒業式に出席した菊池風磨

『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)では、プールで泳いでいると水着が溶けて全裸姿になるという、文字通り身体を張ったドッキリ企画をかけられ大きな話題を集めた。

「番組でドッキリにかけられてるのが面白いから」(20代・女性)
「ドッキリで大活躍だから」(50代・男性)
「ここ最近、リアクション系のドッキリにはめられまくりであるから」(30代・男性)

 ドッキリをきっかけに認知が高まり、他のバラエティー番組での注目度も増しているようだ。

「ドラマを見てからバラエティーなどでも見るようになって、明るくて面白い方だなと思いました」(70歳以上・女性)
「『ニノさん』(日本テレビ系)での二宮和也とのカラミ、ワードセンスがいい」(30代・男性)
「バラエティで活躍しているイメージ。YouTubeも面白い」(20代・女性)

第5位:相葉雅紀(嵐)/42票

 嵐の相葉雅紀(39)もTOP5入りを果たした。アンケートを見ると、「愛嬌」や「笑顔」など、彼の醸し出す人柄へのコメントが多い。

相葉雅紀

「バラエティーのちょっと天然な感じが癒されて面白い」(40代・女性)
「いつも楽しそうにしている」(60代・女性)
「なんとなく憎めない愛嬌がある」(70歳以上・女性)

第6位:二宮和也(嵐)/38票

 相葉雅紀に続いて、同じ嵐の二宮和也(39)が6位にランクイン。相葉には「天然」「愛嬌」といったコメントが集まったのに対し、二宮は“ツッコミ力”を評価する声が多数寄せられた。

嵐・二宮和也

「トーク力もバラエティー力もあり、ツッコミも鋭いから」(10代・女性)
「バラエティーでの発言が最強すぎる。ゲストや芸人さんへのいじり方なども見ていて不快にならず、かつゲストや芸人さんを持ち上げている」(10代・女性)
「頭がよくてワードセンスが抜群だから」(20代・男性)

 正反対ともいえるキャラで愛される2人がTOP10にランクインするのは、やはり嵐というグループのバランスの良さを証明する結果といえるかもしれない。なお、嵐では12位に大野智、18位に櫻井翔、28位に松本潤と、いずれもTOP30以内につけている。

第7位:木村拓哉/37票、河合郁人(A.B.C-Z)/37票

 同票で7位につけたのは、ベテラン木村拓哉(49)とA.B.C-Zの河合郁人(34)だ。

 まず木村へのコメントは、「ギャグ」や「お笑い」というよりもエンターテイナーとしての楽しさに触れる内容が多かった。

木村拓哉

「発言に、エンターテインメントを感じる」(60代・男性)
「オールマイティーな魅力を感じる」(60代・女性)

 一方の河合は、ジャニーズ愛にあふれる、ジャニーズタレントのモノマネが人気。彼の代表的なレパートリーの1つである木村拓哉と同票で並んだのは、実に面白い結果といえる。

河合郁人 撮影/週刊女性写真班

「お笑い番組などに出てて、モノマネがうまいから」(40代・女性)
「キムタクのものまねがおもろい」(20代・男性)
「モノマネが上手だし、トーク力もあって面白いと思うから」(30代・女性)

 河合は、幅広い年齢層の男女から「面白い」とのコメントが集まっており、お茶の間での認知度が高まっている様子。今後のさらなる飛躍が期待される。

第9位:国分太一(TOKIO)/36票、井ノ原快彦(20th Century)/36票

 第9位も同票の結果に。ベテランともいえる2グループに所属する、TOKIOの国分太一(47)と20th Centuryの井ノ原快彦(46)が入った。

 国分は、1位の城島と同様に『ザ!鉄腕!DASH!!』や他のバラエティー番組での姿が印象的に映っているようだ。

TOKIOの国文太一

「鉄腕ダッシュなどで観て、言葉のチョイスがよい」(40代・男性)
「ゴチ(『ぐるぐるナインティナイン』の『グルメチキンレース・ゴチになります!』)で頑張っていた」(50代・男性)

 一方、井ノ原はかつては出演していたNHK朝の情報番組『あさイチ』をはじめとするMCとしての印象が強いようだ。

井ノ原快彦

「NHKに出演していてなじみがある」(70歳以上・男性)
「明るく、嫌味なくユーモラスな発言や空気を作り出せるところ」(40代・女性)
「MCでの穏やかな表情は癒されます」(70歳以上・女性)

 なお、TOKIOと元V6からは13位に岡田准一(41)、14位に松岡昌宏(45)が上位に入っている。

◇     ◇     ◇

 今回の調査では、30代後半以上のベテランが数多くランクインした。これは、彼らが長年にわたって、さまざまなバラエティー番組などに出演し、キャラクターを知られるようになった結果に他ならないだろう。

 だが、そんなベテランに交じって、4位に菊池風磨、7位に河合郁人がランクイン。また、TOP10以下に目を向けると、11位にKing & Princeの平野紫耀(25)、16位に同じくKing & Princeの岸優太(26)、19位にSixTONESのジェシー(26)らが名を連ねている。

 バラエティー番組を通じての認知度アップは、若い世代のジャニーズタレントの間でも実を結んでいるようだ。面白さでお茶の間に愛されるジャニーズタレントがさらに現れるのか、今後に注目したい。

【調査概要】
実施期間:2022/6/9〜2022/6/10
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象:15歳以上の男女から80・90代男女まで
     (男性457人、女性543人、計1000人)
『週刊女性PRIME』調べ、セルフアンケートツール『QiQUMO』を使用。
実施機関:クロス・マーケティング(https://www.cross-m.co.jp/)