女性芸能人たちがこぞってハマる“ハダカ睡眠”。橋本マナミは、なんと睡眠時以外も裸!? その思わぬ効果と、ハダカ睡眠の注意点を、睡眠の専門家・睡眠改善インストラクターで公認心理師の小林麻利子さんに解説してもらいました。
鏡の前でボディチェック
1児の母になっても“国民の愛人”と呼ばれたころの妖艶さをキープする橋本マナミもかつては“ハダカ睡眠派”。ブログで「(寝るときは)私は裸です」と堂々宣言し、
《裸のまま左向きに寝るので、左の胸が左側に流れて来て》
と裸で寝るがゆえの悩みも結婚前のインタビューで答えていた。さらに、部屋は鏡張り。寝るときに限らず裸になって、ボディチェックを心がけていたようだ。
「裸でボディチェックとは、さすがプロ。でも、寝る前に体形を確認したあと、気になってエクササイズを行うのはNG。上昇した深部体温が適切に低下せず、よい眠りにつながりません。また前述のように、裸で寝ても胸が垂れる、流れるということはあまり考えられません」(小林さん、以下同)
加えて、お風呂上がりから寝るまでずっと裸を貫く場合は、冷えすぎに注意。
「お腹と同じく足元も冷やしてはいけないパーツ。裸でも靴下をはくのがベター」
YouTubeで全裸睡眠はもちろん、家での裸生活を公開して話題になったフワちゃんにも、トレードマークの派手なレッグウォーマーではなく、足先まで温めるナチュラルな靴下をおすすめしたい。
とはいえ、ハダカ睡眠を行ううえで何より気をつけるべきは、やはり“寝具の衛生面”。
「夏でも冬でも、大人なら一晩のうちにコップ1杯の汗をかくといわれています。その汗や汚れをキャッチするのがパジャマの役割ですが、ハダカ睡眠の場合は、汗も汚れも布団にダイレクトに付着、浸透します。湿気と汚れがこもった布団は、通気性が悪く、汗を吸い取らなくなるので、深部体温がうまく下がらず、質の良い睡眠がとれなくなります」
せめて2日に1回はカバーを洗い、干した布団に掃除機もかけるのがマスト。しかし現実的には、ハダカ睡眠の快眠効果のために、それを継続するのはハードルが高い。
「寝具を毎日清潔に保ち、就寝環境をバッチリ整えるというのは、余裕があって美意識がすごく高い人でなければ難しい。それを日常で行えるのは、芸能人だからこそ。ある意味、憧れの睡眠ですね!」
★教えてくれたのは
眠りとお風呂の専門家
小林麻利子さん
SleepLIVE代表。公認心理師。最新の科学的根拠に裏付けされた無理のない実践的な生活指導で自律神経を改善。3000人以上もの睡眠の悩みを解決する。