《 SNSで稼げなくなったので年内を持って活動を終了します》
12月20日、迷惑系ユーチューバー・へずまりゅうがSNS卒業宣言をして、話題を集めている。
「Twitterでは知り合いの建設会社で勤務中と明かしていたものの、タバコ休憩を頻繁に取るという同僚と喧嘩をしたことで、その建設会社も辞めてしまったようです」(ネットニュース編集者)
少年革命家ゆたぼんも再生回数が伸び悩んで
‘22年下半期に入り、古参ユーチューバーたちの活動終了や解散が相次いでいる。
「9月には幼なじみ4名で結成されたアバンティーズが、無期限の活動休止を発表。そらちぃ、リクヲの2人は所属していたUUUMからも退所することになりました。幼馴染みの2人で結成したはなおでんがん、元アイドルとヴィジュアル系バンドマンの男女で結成したヴァンゆんもコンビでの活動を終了することを動画で発表。3組ともチャンネルの登録者数は100万人超えのトップユーチューバーながら、コロナ禍以降に人気芸能人たちが参戦したことで、最近は再生回数が伸び悩んでいました」(同・ネットニュース編集者)
ネットニュースを騒がせている少年革命家ゆたぼんも、クラファンで資金調達をして行った日本一周企画終了後は、更新頻度が下がっている。
「へずまりゅうを“親友”と言っているように、日本一周企画中は連日のように炎上。YouTube側から“不適切”と判断されたようで、収益化が無効になっている動画も複数ありました。さらにネットニュースで取り上げられることによっての内容バレのため、動画の再生回数が激減してしまいましたからね。稼げない動画をアップしても無駄だと思ったのか、最近は高額会費の誕生日会を開催するなど、YouTube以外の活動に力を入れているようです」(スポーツ紙記者)
一方でヒカキンは12月26日にアップした動画で、1000万円を社会のために寄付したと発表。ここにきてユーチューバーたちの明暗が出始めている。
「ヒカキンやはじめしゃちょーなどはCMやバラエティー番組にも出演することでファン層を拡大させているため、本業のYouTubeでも根強い人気を誇っています。へずまりゅうやゆたぼんのような炎上系はメディア展開が難しい上、炎上商法は飽きられるのも早いですからね。喋りのプロの人気芸人たちがYouTube参戦したことで、ユーチューバーもタレント化しないと生き残れない時代になりつつあります」(広告代理店関係者)
活動を休止したアバンティーズはドラマ出演。ヴァンゆんは太田プロダクションに所属するなど、メディア展開にも力を注いでいたが……。
「多くのユーチューバーは編集で面白く見せているため、純粋なトーク力や演技力ではプロの芸人や俳優には敵いません。上手くメディア展開をやらないとボロが出るだけですから。ヒカキンやはじめしゃちょーはメディア出演に関してはプロモーションだと割り切り、自分たちのファン層と視聴者層が被っているフジテレビ系の『逃走中』やTBS系『SASUKE』など、出演する番組を厳選しています。リアクションが中心のものや、百戦錬磨の芸人たちに“イジらせない”番組を中心に選んでいるのもポイントですね」(放送作家)
セルフプロデュース力がないユーチューバーたちは、生き残れない時代のようだ。