最近のチョコレートのトレンドは、カカオの殻をパッケージに利用するなど、SDGsを意識した商品だそう

 日常の気になる疑問を解決! 板チョコの凹凸はなんのため?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q. 板チョコの凹凸はなんのためにあるの?

A. チョコレートを冷えやすくするのときれいな仕上がりにするためです。(チョコレート探検家 チョコレートくん)

 2月14日はバレンタインデー。チョコレートといえば板チョコにまつわるある疑問が。多くの板チョコには、表面に凹凸と溝があるが、何か理由があるのだろうか。コンビニ商品から高級品まで、あらゆるチョコレートを食し、自身のブランドも立ち上げた「チョコレート探検家」のチョコレートくんに話を聞いた。

「作り手の視点でいうと、溝をつけることで表面積が増えてチョコレートが冷えやすくなり、製造の効率が良くなるという利点があります」

 3~4ミリ程度の厚さであれば、20分で固まるが、1センチを超えると冷却には1時間は必要だという。溝があることで冷気が入り込み固まりやすくなり、冷却の時間が短縮できる。

「また、チョコレートの仕上がりにも関係があります。溝がないと、チョコレートを冷やし固めている段階で最後に熱が残った部分に指紋のようなシミが浮き出てしまいます。美しい見た目に仕上げるためにも、溝は必要不可欠なんです」

 意外にも割って食べやすくするという目的ではないのだが、

「消費者の目線でいうと、割って食べる人がほとんどだと思うので、作り手にその意図がなかったとしても、それはそれでひとつの正解だと考えています」

 と、チョコレートくん。

 ちなみに、板チョコはアルミ箔(はく)で包装されているが、酸化を防ぎ品質も保ってくれるうえ、虫を寄せつけないという効果もある。食べ残したものはきちんと包んで、冷蔵庫で保存しよう。