2年前の10月26日。小室圭さんと眞子さんは結婚し、ふたりで記者会見に臨んだ。
「圭さんが将来計画していた留学を前倒しして“海外に拠点をつくってほしい”と私がお願いしました」
世間に衝撃を与えた眞子さんの発言
世間に衝撃を与えた眞子さんの発言について、ある皇室ジャーナリストが振り返る。
「圭さんの母、佳代さんの金銭トラブルが報じられたのが'17年末。祝福ムードが逆風に変わり、小室家に関するさまざまな疑惑が浮上する中、圭さんは翌年8月に留学のため渡米しました。“説明責任を果たさぬまま渡米した圭さんは罪深く、眞子さまがお気の毒”といった世論が主だったため、会見で明かされた真相は意外なものでした」
圭さんは約3年間、アメリカのフォーダム大学ロースクールに通い、'21年5月に卒業。在学中には、学生を対象とする論文コンペに応募し、1位を獲得したこともあった。
「ロースクールを卒業した年の夏、弁護士になることを前提に、現地の法律事務所への就職が内定しました。これにより“眞子さんを養うための生活基盤が整った”と結婚が認められたのです」(同・皇室ジャーナリスト)
結婚直後に司法試験の不合格が判明したものの、なんとかNY生活をスタートさせた夫妻。新天地として選んだのは、マンハッタンのヘルズキッチン地区にあるマンションの1ベッドルームだった。
「“世界の中心”といわれるタイムズスクエアが徒歩圏内と立地は抜群ですが、お世辞にも治安がいいとはいえない場所です。ふたりのマンションは、ほとんどの部屋に洗濯機が置けない仕様ですし、入り口のオートロックもない。元皇族が住むにはあまりにも心もとない物件だと思いました」(在米ジャーナリスト)
とはいえ、美術館を巡ったり、地元のグルメを堪能したりするには絶好のロケーションで、ふたりはすっかりニューヨーカーに。
NY郊外にある“白亜の豪邸”を契約
まもなく渡米から2年を迎える中、『女性セブン』が小室さん夫妻の新居について報じたのは10月中旬のこと。
「記事によれば、NY郊外にある“白亜の豪邸”を賃貸で契約しているそうです。土地面積は約500平方メートルで、2階建ての住まいの広さは200平方メートルほど。ベッドルームが3つ、バスルームが2つも設置されているとか」(皇室担当記者、以下同)
この物件があるのは、都心部からは少し離れたウェストチェスター郡。緑豊かな高級住宅街で、日本人駐在員にも人気のエリアだ。
「家のオーナーは中国出身の夫妻で、今年8月に約2億円で購入しています。それ以前に住んでいた女性は、圭さんの母校であるフォーダム大学ロースクールの幹部職員なんですが、とても偶然とは思えないですよね……」
実は、この家は以前にも話題になったことがあるという。
「ロースクールを卒業してから日本に一時帰国するまでの約4か月間、圭さんが自身の“居住地”として書類などに記載していたのが、この住所だったと聞きました」(前出・在米ジャーナリスト)
思い返せば、ロースクール卒業後、学生寮を離れた圭さんは行方をくらましていた。
「サマースクールを開催するアメリカの大学では、世界中から集まる学生を寮に滞在させるため、卒業生を即座に退去させるのが一般的です。ただ、寮を引き払った圭さんが、どこで暮らしているのかという情報は、いっさい漏れ聞こえてきませんでした。もしかすると、フォーダム大の職員が暮らす“例の家”に身を潜めていたのかも」(前出・皇室担当記者、以下同)
徒歩圏内には日系のスーパーマーケットや美容室もある。生活するには困らない。
ただ、圭さんの勤務先へのアクセスは悪く、バスと地下鉄を乗り継いで80分、車でも40分はかかる。
「今までの家からは、徒歩で通勤していたことを考えると、負担は増えます。それでも、この家に住みたいと思ったのであれば、やはりライフステージの変化を想定していると考えるのが自然でしょう。
不動産サイトでは“小学校が近い”ことも売りにしています。屋根裏部屋や広い庭もあり、子育てするにはもってこいの環境だと思います」
さらに、一部では圭さんの母、佳代さんが渡米するとも囁かれている。
小室さん夫妻との“同居願望”
「圭さんの“新居”が中国人オーナーに購入されたのと同じ8月下旬、はす向かいにある2階建ての一軒家も同じ人物によって購入されています。佳代さんは、以前から小室さん夫妻との“同居願望”が報じられていましたし、この家に引っ越してくるつもりなのではないでしょうか……。2軒の関係は定かではありませんが、タイミングがよすぎて疑わずにはいられません」(不動産業に携わる在米邦人、以下同)
仮に事実だと仮定すると、眞子さんは十分なメリットを享受することができる。
「初めて子どもを育てる際、すぐ近くに“親族”がいるのは心強いものです。ただでさえ海外での子育ては大変ですが、眞子さんの場合、どこから話が漏れるかもわからないので、困ったことがあっても容易く誰かを頼ることはできません。かといって、佳代さんと同じ家に住んで寝食を共にするのは気を使うでしょうし、近所で暮らすのがいちばん心地よいのでは」
秋篠宮ご夫妻や佳代さんの“初孫”にあたる小室さん夫妻の子どもは、皇室にとってのキーパーソンでもある。
「おふたりの子が皇族になる可能性はゼロではありません」
そう話すのは、評論家で徳島文理大学の八幡和郎教授。現在の皇位継承者は秋篠宮さま、悠仁さま、87歳の常陸宮さまのお三方のみで、
「天皇陛下と秋篠宮さまが、上皇さまと同様に85歳前後で退位されるとすると、悠仁さまが即位されるのは2050年ごろ。そのとき悠仁さまの“後継者”となる存在がいるかどうか……」(八幡氏、以下同)
政府は「悠仁さま以降の皇位継承については、悠仁さまのご結婚やお子さまの誕生の状況によって考えればよい」との考えだ。しかし、
「議論の対象である愛子さまや佳子さまが、“結婚後も本人だけ皇族として残る”という制度が創設されないまま皇室を離れられた場合、眞子さんと同じ立場になるわけですし、お二方が皇室にとどまられたとしても、将来お子さまを授かられるのかはわかりません」
こうした状況を踏まえると、皇族数を確保するためには、旧宮家から現皇族が養子をとる案もあるが、
「“外孫を皇族にする”という策も現実的だと考えます。かつて眞子さんも対象だった『女性宮家』案では、小室さんが皇室入りすることも念頭に置かれたため、多くの国民が反発しました。
ただ、小室さんと眞子さんのお子さまが、秋篠宮家の養子になるなどして皇族になるというのは、ありうることだと思います。無論、お子さまが生まれて立派に育つことが前提となりますが」
小室圭さんの子どもが皇族になる─はたしてその日は訪れるのだろうか。