平野紫耀(2022年11月)

《一部内容に不備がありましたので、非公開とさせていただきました。楽しみにされていた皆様には申し訳ございません》

 4月14日、TOBEの公式X(旧ツイッター)でアナウンスされた“不備”をめぐってネット上で議論が起きている。発端となったのは、13日までに配信されるも非公開となった、TOBE・YouTubeチャンネルの番組『とべばん』動画。

 およそ2時間で視聴することができなくなった動画には、どんな“不備”が映っていたのか。4月16日に『東スポWEB』が配信した【原因はバイク運転マナーか】との記事によると、平野紫耀や岸優太、神宮寺勇太によるグループ『Number_i』のバイクツーリング企画に“不備”があったことを伝えている。

「まず平野が、バイク運転時に適していない長袖ではなく半袖を着ていたというもの。転倒時等の怪我のリスクを減らすためにも長袖の着用が推奨されますが、視聴者への影響力が強い平野だけにマナー違反と捉えられたというもの。

 さらに高速道路を走行時に、3人が“追い越し車線”を走り続けるようなシーンもあったことから、道路交通法における車両通行帯違反の疑いが指摘されているのです」

 スポーツ紙・芸能デスクの解説によると、高速道路などの2車線以上ある道路の右端は“追い越し車線”となり、やむを得ない状況を除き、車両の追い越し以外で走行することは禁じられている。違反対象とされる明確な走行距離は定められてはいないが、動画内では10秒以上にわたっての走行が確認できた。

平野らの運転マナーが原因ではない

「もちろん前方車両を追い越した後の、走行車線に戻る前のシーンとも考えられますが、蛇行気味に走行するような平野の運転もあったことから、視聴者からの指摘を受けて非公開にした可能性はありますね」(前出・芸能デスク)

 一方で平野らの運転マナーではない、別の問題が原因とする声もある。それは番組後半に配信されていた、三宅健と『IMP.』メンバー3人が挑戦した企画『ビビったらアウト!』。待ち受けるドッキリに心拍数を上げることなくロケを敢行し、4人の中から“ビビリ王”を決めるという企画。

三宅健とIMP.のドッキリ企画で“銃声”に倒れる演者(現在は非公開となった『TOBE』公式YouTubeより)

 何ら問題なさそうに進行するドッキリロケだったが終盤、冒頭からたびたび登場しては「コラー!」と怒って4人を驚かせていた、“コラおじさん”が「お前らのせいでー!」と言いかけるとパンッ、パンッ、パンッ。三発の銃声とともに身体から白煙と血しぶきを上げるコラおじさん。

 突然の出来事に驚きすぎて固まる4人に、「はい、カット〜」とスタッフの声。倒れたまま動かないおじさんを前に、三宅以外のIMP.メンバーの心拍数がそれぞれ120を超えるドッキリとなったのだ。

銃器演出でポリシー違反の指摘か

 かつてのバラエティ番組ではよく見られた銃声と発煙、血糊の仕掛けだったが、YouTube事情に精通するITライターは、「非公開の原因となった“一部内容に不備”はこれだったのではないかと」と推しはかる。

「近年のYouTubeにおいて、過激な演出や危険を伴うコンテンツの規制が徹底され、銃器類においても販売、自作、改造といった動画はもちろん、銃の取り扱いに関するガイドラインや規定が厳しくなっています。

 また武器類で他者を死なせるシーンなど、視聴者に精神的不安や苦痛を与えかねない“いたずら”動画も有害、危険なコンテンツとみなされる可能性もあります。

 TOBEの動画では銃器自体は映ってはいませんが、人が撃たれるショッキングな場面があったことでポリシー違反を指摘されたのか、もしくは自主的に“不備”として非公開にしたのではないでしょうか」

 テレビ畑で育った滝沢秀明氏にとって、意外なYouTubeの盲点だったということか。