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 '05年に韓国でデビューし、本国はもちろん、日本やアジア各国で旋風を起こした5人組SS501(ダブルエスゴーマルイチ)のメンバーの中から、キュジョン、ヨンセン、ヒョンジュン(マンネ=末っ子)によって結成されたユニット・Double S 301(ダブルエスサンマルイチ)。

キュジョン「緊張もありましたが、それ以上にドキドキやワクワクのほうが強かったんです。だから、楽しく準備することができました」

 '10年のSS50 1活動休止後、ミュージカルやドラマ出演、ソロアーティスト活動などを積極的に行ってきた3人が、Double S 301としての活動を再開した。

ヒョンジュン「ひとりより、3人だとできることが増えますよね」

ヨンセン「頼りになる仲間がそばにいるって、いいなぁと思います」

 そう語ってくれたヨンセンが、手にした『週刊女性』のZARDの記事(5月3日号)を食い入るように見つめる。

キュジョン「ヨンセンは、ZARDが大好きなんです。“負けないで もう少し(歌詞を口ずさむ)”ですよね」

ヨンセン「(坂井泉水さんの)声が、本当にいいんです。どの曲も好きですけど『負けないで』『君に逢いたくなったら』は、とくに好き」

キュジョン「僕らのいまの気持ちが、まさに『負けないで』です(笑)」

ヨンセン「希望にあふれる、明るい成功ソングでもあるからね」

 晴れやかな表情で語る彼らに、リリースしたばかりのミニアルバム『ETERNAL S』のコンセプトを聞いた。

キュジョン「最初は、SS501が得意としてきた楽しくて、ポジティブな曲がいいんじゃないかなと思ったんです。でも、僕らも(数え年の韓国では)30代になったので、これまで積み重ねてきた経験を歌えるような曲がいいんじゃないかと思って」

 リード曲『Fraction』は、心変わりして去っていく彼女を思う切ないバラード。もし、3人がこの曲の男性にアドバイスをするとしたら?

キュジョン「愛や恋というのは、終わった後に、そのありがたみを知るもの。だからこそ、恋が終わる前に愛のありがたみを感じなくてはいけない。そう、友人が言っていました(笑)」

ヒョンジュン「愛というのは移ろうもの。変わらないなんて、ありません!」

ヨンセン「愛は、旅のようなものだと思うんです。旅行をして、初めての場所に行くと新鮮じゃないですか。最初は、そう思っていても、いつか違う新しい場所を探しに出かけたくなる。そうしているうちに、ここが自分のいるべき場所だと思えるところにたどりつく。そういうものなんじゃないかと」