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 26歳の桐谷美玲が『スミカスミレ 45歳若返った女』(テレビ朝日系・毎週金曜夜11:15~)で見た目は20歳、中身は65歳のヒロインに。

「最初、65歳って聞いてびっくりしました。もちろん65歳になったことはないですし、私のおばあちゃんはもっと年上だったりと周りにそのくらいの年齢の方がいないので、これは役作りが大変だぞって(笑い)」

 化け猫の妖術で若返り、青春をやり直すべく名前を変えて大学に通うことになる如月すみれを演じている。

「私は女子大だったので、共学は初体験。みんなでカラオケや遊園地に行ったことがないので、共学のキャンパスライフを楽しみたいです(笑い)。もし、大学生に戻れるなら……サークルに入りたいですね。

 サッカーが好きなのでフットサル部とか、王道のテニス部とか。あと、毎月29日に焼き肉を食べるお肉サークルがうちの大学にあったんですよ。それもいいなって(笑い)。とにかく “ザ青春”したいです!」

 65歳の如月澄を演じる松坂慶子とは、『夏の恋は虹色に輝く』以来の共演となる。

「松坂さんとお会いするのは5年ぶり。当時の撮影の思い出話とか、松坂さんの20歳のころのエピソードを教えていただきました。松坂さんはおおらかで雰囲気がとてもステキなんです。そのとき役作りで悩んでいたんですけど、お会いしたら松坂さんのこの雰囲気に近づけばいいんだって思えて。純粋でまっすぐな65歳になれるよう頑張ります」

 女子大生ながらも、中身は以前と変わらないため言動や洋服のセンスがどこかレトロ。

「台本にも“シュミーズ”とか“や~ね~”って口ぐせとか(笑い)、最近の若い人たちが使わない言葉がたくさんちりばめられています。衣装も最初にポスター撮影でおばあちゃんのベストみたいのを着たら、すごく新鮮で(笑い)。まだ、しっくりこない部分もありますが、みなさんに“それもいいよね”って言ってもらえるくらいなじめるように着こなしたいですね」

 男性との恋をすることも知らずに過ごした人生。そんなすみれの前に、大学のゼミ仲間であり、初恋の相手となる真白勇征(町田啓太)が現れる。

「真白さんと出会って、恋愛をしたことがないすみれにとってすべてが新鮮だろうし、経験したことがないだけに、ものすごくピュアな恋模様になっていくと思います。それに真白さんは欠点がないんです。キライって女性はいないと思うほど好青年なんですよ。

 すみれも45歳年下に恋をするわけないと思っているんですが、どんな年代の人でもステキな人は変わらずステキじゃないですか。ぜひ、みなさんも2人の関係にキュンキュンしてください!」

 ちなみに、自分自身が65歳になったら、どうなっていると想像しますか?

「孫にあまあまなおばあちゃんかな(笑い)。ごく普通の家庭でいいので、子どもや孫がいて、年を重ねても旦那さんと手をつないで歩いたりするのに憧れます。理想は鎌倉ですね。雰囲気ものんびりしているし、海もあるので。あと、澄さんは猫ですが、私はいま犬を飼っていて。おばあちゃんになっても隣に犬がいてくれたらいいなって思います」

撮影/廣瀬靖士