《2人の将来に対する考え方の違いを修復することができませんでした。2人で同じ方向を向けるよう話し合いを繰り返しましたが、最終的に支え合うことができなくなり、早い決断ではありますが、お互いがしっかりと次に進んでいくために別々の道を選択することに決めました》
わずか11か月の新婚生活だった。あれからもうすぐ1年がたつが、どうやら彼女には新しい春が来ていたようだ。
「今は、平野勇樹さんという舞台を中心に活動している若手の俳優さんと交際しているんですよ。脚本家の倉本聰さんが私財を投じて開設した、脚本家や俳優の養成施設『富良野塾』の卒業生で、倉本さんが脚本を手がけたドラマ『風のガーデン』(フジテレビ系)にも出演していました。平野さんのほうが9歳年下ですが“すごくしっかりしていて、頼りがいがあるんだよね”と、あんなさんは周囲にもノロケていますから」(芸能プロ関係者)
ふたりの出会いは、彼女が離婚を発表してから2か月後に共演した舞台だったという。
「この作品で能世さんは主演を務めていたのですが、演技の仕方について平野さんが熱心に聞いてきたそう。これに応えるかたちで何度か食事をしているうちに、お互いに惹かれあって男女の関係になっていったみたいですね。今年の2月末からは、平野さんの自宅で半同棲状態だといいます」(舞台関係者)
3月25日から都内で行われていた舞台でも共演していたふたり。終了後は一緒に帰るかと思いきや、それぞれ別々に劇場を後にしていた。
「同じ舞台に立っているので、周りに気を遣わせたくないという思いもあるんでしょう。公演後にみんなでお酒を飲みに行くときも、ふたりが同じ場にいることはありませんからね」(前出・舞台関係者)
4月上旬のある日もまた、別々に劇場から出てくると、それぞれ別の場所で食事を楽しんでいた。
しかし、平野が途中でその場を中座すると、友人と一緒にいた能世と合流。そのままタクシーに乗り込み、5分ほど走らせたところにある蕎麦店へと入っていった。
1時間ほどで店を後にしたふたりが、友人らと別れ小走りで向かった先は、近くの地下鉄の駅。そのまま終電に乗り込むと、15分ほど揺られて最寄りの駅へ。改札を出ると、寄り添って平野のマンションへと帰っていくのだった。
「平野さんは、周囲には“結婚するつもりでいるんです”と言っていますよ。あんなさんも離婚して1年がたち、整理もついているころだと思うので、ゴールインも近いかもしれませんね」(平野の知人)
数日後、平野のマンションへ帰宅した能世を直撃した。
――現在、平野さんと半同棲していますよね?
「えっ……。住んではいないですよ……。事務所を通してもらえますか」
――ふたりの写真もあります。香里奈さんたちにも、紹介しているんですか?
「そういう質問はちょっと……。すみません。今はお答えできません」
突然のことに驚いたのか、声を震わせながら答えると、なぜかマンションへは入らずに自転車でどこかへ走り去ってしまった。
改めて、能世の所属事務所に問い合わせてみた。
「大人なので、プライベートは本人に任せています」