嵐

《パズドラCMの嵐、超カッコいいー!! 意味はよくわかんなかったけど(笑)》

 2月20日、午後8時59分、『パズル&ドラゴンズ』(以下、パズドラ)のテレビCMがオンエアされると、こんなツイートが大量に流れた。

「パズドラとはモンスターを育ててパズルでバトルする新感覚のRPG。スマートフォン向けのゲームです。今回、リリース3周年を記念し嵐を起用して特別CMが作られました」(スポーツ紙記者)

 このCM、仕掛けがあるということで放送前から話題に。

「60秒バージョンの放送はその日1度限り。しかし、全国のテレビ局で一斉にオンエアするというもの。いわば嵐が日本を"電波ジャック"した形です」(前出・記者)

 パズドラ制作会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントに話を聞いてみた。

「パズドラは現在、国内だけで3300万ダウンロードを超えています。日本の携帯電話の契約数が6000万台なので、約2人に1人が遊んでいる計算。3年目に"国民的ゲーム"になったということで、今後の意気込みと覚悟を伝えるためのCMを制作することにしました。そこで同じく"国民的タレント"であり、進化し続けていくグループということで、以前からCMに出ていただいている嵐のみなさんにお声がけしたんです」

 CMのテーマは"BE MORE ORIGINAL"。今までに見たことがない嵐が描かれているという前触れだったが、実際のストーリーは、

「グレーのスーツを着た嵐の5人が殺伐とした空間を一斉に歩いていると、白い仮面をかぶった男たちに襲われる。嵐たちはロボットに変身して戦うものの、負けてしまう。でも最後に敵が仮面を取ると、それもまた嵐たちというものでした」(CMライター)

 ゲームのシステムや世界観を表現したものではなかったため、冒頭のツイートのように"わかりづらい"という声も。前出のライターいわく、「類似したゲームが増えたけど、それらはニセモノ。パズドラこそが本物という意味がこめられている」とのこと。

 ストーリー以上に気になるのは放送にかかったお値段だ。

「通常、東京キー局でゴールデンの番組に1分間のCMを流すと、1局につき平均500万円かかります。今回は全国なので、約2億円はかかっているかと。制作費やギャラを入れれば、4億円は下らないでしょう」(広告関係者)

 当初は渋谷駅前の4つのスクリーンでも放送予定だった。しかし、あまりにも反響が大きかったことから、交通の影響を考えて中止になっている。