精力的なお出ましで、「本格復帰」への道を歩まれている皇太子妃雅子さま。前向きな雰囲気が漂うなか、こんな話が持ち上がっているという。ある東宮職関係者が打ち明ける。

 

「10月27日から秋篠宮ご夫妻がブラジル訪問で不在にされていますが、皇太子ご一家が秋篠宮家のお子さま方、特に悠仁さまを東宮御所にご招待するプランがあるようなのです」

 秋篠宮ご夫妻は、外交関係樹立120年を記念して、ブラジルを公式訪問中。帰国予定は11月10日で、2週間近く家を空けることになる。

「その間は、お姉さまの眞子さまと佳子さまが、悠仁さまの面倒をみることになりますが、おふたりとも多忙なので、皇太子ご一家が手を差しのべられることが検討されているようです」(同・関係者)

 英国留学から帰国したばかりの眞子さま(24)は、10月に父・秋篠宮さま(49)から「日本テニス協会」の名誉総裁職を引き継ぐなど、成年皇族としての活動を本格化されている。11月初旬には、泊まりがけで石川県を訪問し、12月には、中米・ホンジュラスなどに初の海外公式訪問をされる日程が入るなど、多忙を極めている。

 国際基督教大学(ICU)1年の佳子さま(20)も学業がお忙しく、11月中旬から2学期の試験も控えている。

「佳子さまは、10月24日と25日に開かれたICUの学園祭『ICU祭』に両日ともいらっしゃいませんでした。学業を優先させたのか、ご両親のブラジル出発が直前だったので、そのお手伝いや打ち合わせなどがあったのかもしれません。成年皇族として、それだけご多忙だということだと思います」(宮内庁関係者)

 その間、宮邸にひとりポツンと残されてしまう悠仁さまを、東宮ご一家がお誘いするという計画なのだが……。前出の東宮職関係者が、“招待プラン”が持ち上がった理由を説明する。

「そもそも皇太子ご夫妻は、秋篠宮ご一家に愛子さまの面倒をみてもらった“ご恩”があります。

 '13年4~5月にかけて、皇太子ご夫妻がオランダを訪問されていた間、秋篠宮ご一家は留守番の愛子さまを何度か宮邸に招待し、お相手をして差し上げたのです。

 愛子さまは、たいそう楽しいひと時を過ごされたようで、皇太子ご夫妻は深い感謝の念をお持ちになり、今回はご一家が、悠仁さまをご招待しようというのです」

 特に皇位継承権を持つ悠仁さまの誕生以降、一部で“不仲”がささやかれることもある東宮家と秋篠宮家の「関係」だが─。

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ブラジルへ出発される秋篠宮ご夫妻(10月27日)

「今年の5月には、栃木県の御料牧場で静養中の皇太子ご一家に、秋篠宮ご一家が合流もされているので、普段から交流は盛んだと思います。

 現地では、一緒に牧場内の野菜をご収穫。夜には皇太子ご一家が秋篠宮ご一家を夕食にお招きし、約2時間にわたって歓談されたという微笑ましいエピソードもありました」(宮内庁担当記者)

 雅子さまは今までご体調に波があるなか、両陛下の結婚記念日や海外王族などを招待する大切な夕食会を東宮御所で開くときには、メニューや段取りを自らお決めになっている。

「秋篠宮家のお子さま方をランチやディナーに招待するとなれば、雅子さまはお三方の好き嫌いを含めた入念な準備をされると思います」(前出・宮内庁関係者)

 両家のお住まいは赤坂御用地内にあるので、散歩をされている際にバッタリと出会うことも。行き来されるときは、敷地内でのご移動ですむという。

悠仁さまが、お茶の水女子大学附属幼稚園時代は、車で紀子さまが同乗できないときは、佳子さまが付き添われていたこともありました。

 今回も、もし悠仁さまが東宮御所に招待されることになれば、ひとりで……というわけにはいかないので、眞子さまや佳子さまも同行されると思います」(秋篠宮家関係者)