「3学期になり、ようやく学校生活になじまれてきたようです。2月20日の東宮大夫の記者会見では、愛子さまがその日までに1日しか学校を休まれていないこと、校内の百人一首大会で40枚近くの札をとり、グループ内で一番だったことが発表されました」(宮内庁担当記者)
この春に、学習院女子中等科2年生に進級する愛子さまは昨年の夏ごろから、不規則登校が問題化。遅刻ぎりぎりのこともあれば、欠席したり、午後2時に登校することもあり、定期試験も休むなど「不登校」の一歩手前の「不登校傾向」のような状態になっていた。ところが、冒頭の記者が述べた"成功体験"で愛子さまは自信がついたのかもしれない。
皇太子さまが"皇居ラン"で汗を流された25日の水曜日は、8時25分の1時間目の本鈴が鳴った直後にご登校。翌26日は9時30分ごろだったが、皇太子ご夫妻がウィリアム王子に会われた27日金曜日も8時25分ごろに校門をくぐられた。
学習院関係者も、ひと安心といった表情で語る。
「金曜日には愛子さまが苦手とされる数学や理科が集中していて、大幅に遅刻することもありましたが、すでに克服しつつあります。また水曜日の1時間目にある道徳での作法の授業も欠席が多く心配していましたが、出席できるようになったのは喜ばしいことだと思います。作法の授業では専門の講師がお茶の出し方から冠婚葬祭まで、さまざまなマナーのレッスンをしているので、愛子さまにはこれからも出席していただきたいと思います」
秋篠宮家の次女・佳子さま(20)に刺激されたとみるのは、皇室を長年取材するジャーナリストの渡辺みどりさん(文化学園大学客員教授)。
「皇太子さま55歳のお誕生日に公開されたご一家の写真を拝見して、愛子さまのお姿から元気な様子を感じました。笑顔で長く伸びた髪を胸元までおろし、黒のタイツで"美"を意識されているなと思いましたね。最近は佳子さまフィーバーで、佳子さまのファッションなどが頻繁に報じられているので、仲のよい愛子さまも写真写りに気を遣われるようになったのでしょう」
いとこ同士仲がよく、佳子さまの影響でフィギュアスケートも始められたという愛子さま。"美しいプリンセス"として紹介される佳子さまに、あらためて"憧れ"を抱かれたのかもしれない。