丸山隆平

「(漫画を買いながらしゃべると)けっこう(自分を)ゴマかせないですね。こうやって見ているときは“素”かも」

 そう語り、書店の平積みから1冊の本を手に取った関ジャニ∞の丸山隆平。ネット上では、彼のキメ顔よりも手にした本にファンが沸いた。

《丸山隆平が買い物カゴに入れたBLマンガの内容がハードすぎる》

 6月28日に発売された、関ジャニ∞の新アルバム『ジャム』に収録された特典映像“フトコロノカタナ”。メンバーそれぞれの「大切にしていること」を、ドキュメント風に紹介している。

 冒頭のシーンは、丸山が漫画への熱い思いを語った一部分だったというわけだ。

 丸山がロケで訪れた池袋ジュンク堂書店の地下1階は、あるジャンルの漫画がフロアの4分の1を占有している。何のジャンルかというと“BL”、つまり男性同士の恋愛を描いた“ボーイズラブ”だ。

 数ある作品の中で彼が選んだのは、腰乃先生の『私とあなたの馴染みの関係』だった。

「両思いだった幼なじみが大人になって再会、結ばれる恋愛を描いた王道のストーリーです。それでいてSMや目隠し、緊縛、剃毛プレーなどの性描写もあって、BLの中でもハードな作品ですよ」(BL雑誌編集者)

 腰乃先生ご本人に丸山が読んでいることを伝えると、

《とてもびっくりしました。ありがとうございます。男性読者の方から感想をいただく機会も増えてきているので興味を向けて貰えて嬉しいです。》(原文ママ、以下同)

 とコメントが返ってきた。今作の萌えポイントを聞いてみると、

《素の部分を知っている者同士の気楽さと信頼をゆるい感じで表したくて描きました。》

 ちなみにハードな絡みシーンを描くきっかけは、

《テーマアンソロジー本での連載だったので、その時頂いた「お題」(例:S彼×M彼、緊縛、拘束等)にそってお話を考えて作りました。》

 実は、丸山のBL好きは関係者の間では有名な話だったという。

「関西で放送されているレギュラー番組の収録では、過去に丸山さんがBLについて熱く語ったことがあったんです。編集の都合で、オンエア時はばっさりカットされてしまいましたが……」(在阪テレビ局関係者)

 では、丸山をはじめ男性はどのようにBLを楽しんでいるのだろうか。おネエ系映画ライターのよしひろまさみち氏に話を聞くと「ゲイやおネエとはまた違う感覚」ということを踏まえたうえで、

「感覚としては女性、腐女子の楽しみ方と同じです。BLは歌舞伎みたいなもの。きれいな後輩とカッコいい先輩がくっつくのがセオリー。その型にはまったものを楽しむのがBL。生身のリアルではありえないことなんです」

 つまりはファンタジーととらえて、BLを愛読する男性が増えているということ。次の主演作はBLで決まり!?