「ジャニーさんがもう“CDデビュー”にこだわっていないそうなんです。チャートの順位にとらわれてしまい、目標がそこになることで活動の幅が狭くなると。

 そんなジャニーさんにタッキー(滝沢秀明)が、“Jr.にとってCDデビューしているかしていないかは大きく違うんですよ”と諭したことも過去にあったようです。

 タッキーは、当時のJr.のトップ的存在でしたが、嵐がデビューする際に“YOUはまだデビューさせられない”と言われたことがあって、デビューできない気持ちをよく知っているんですよね」(同)

デビュー扱いのJr.を増やすワケ

 当面のCDデビューはないと、Jr.たちは明言されたという。ジャニーズ事情に詳しいある芸能ジャーナリストは、

「Jr.を指導する振付師がそう言ったそうです。“お前らのCDデビューはないから”と。ただ、今後の活動についてはちゃんと考えてくれるとのことで、悩んだり困ったりするようなことがあったら、相談しにきてくれとアドバイスを受けたみたいですね。

『ふぉ〜ゆ〜』も、一定の人気はありますし、もちろんダンスや演技の実力はある。ただ、年齢はもう30歳を超え、ここで新グループとしてデビューというのは正直厳しい。

 そんな方針によって、CDデビューじゃない“Jr.卒業”という形になったのはないでしょうか。おそらく今後も、舞台を中心に活躍するミュージカルグループのようになっていくと思います」

 という。

 現在のジャニーズJr.の様々なグループの中から、『ふぉ〜ゆ〜』に続くグループも生まれる可能性はあるだろうか。あるアイドル系ライターは、

「『Snow Man』や『宇宙Six』『MADE』『Travis Japan』など、実力や実績があり、キャリアも長いグループは可能性が高いです。『ふぉ〜ゆ〜』が語るように、彼らの活動が、続く後輩のための試金石のような存在になりますよね。

 とはいえ、今は『ジャニーズJr.』全体での舞台やステージも多く、集客もデビュー組に匹敵するほど。デビュー扱いを増やすことで、そこが手薄になってしまう可能性が高まることは難しいところかもしれませんが」

 デビュー扱いのJr.を増やすのには、こんな理由もささやかれている。

「一昨年あたり、人気があったJr.のメンバーが、新興事務所に新グループを結成するから引き抜かれたのでは、ということがありました。

 今は、元SMAPの3人が所属する『CULEN』の動きも脅威になってくる。森且行や赤西仁、いずれは中居正広も合流するのではという噂もありますが、いつまでもJr.でいることに不満を感じるJr.が声をかけられて、大量流出してしまうような事態も避けたいですからね」(前出ライター)

 2018年もジャニーズJr.の動きからは目が離せなさそうだ。

<取材・文/渋谷恭太郎>