嵐の櫻井翔の父親である桜井俊氏が来年1月、広告代理店『電通』の執行役員に就任するという。
桜井氏と言えば総務省の事務次官を務めていたエリート官僚。翔の父親であることが知られてからは『櫻井パパ』のあだ名で呼ばれ、一官僚であるにもかかわらず知名度は急上昇。'16年の東京都知事選出馬が取りざたされたこともあった。
そんな有名人となった桜井氏の“天下り”先が注目されたが、行先は三井住友信託銀行だった。退官後の昨年9月に顧問に就任。
それからわずか1年での“転職”に様々な憶測が飛び交っている。
「三井信託の顧問に就任することが決まったとき、疑問に思う人も多かったです。銀行に天下りと言えば、普通は財務省や金融庁からです。
総務省の幹部が民間銀行に天下りするのは異例なことです。今回の執行役員就任で、“なるほど”と思った人は多いでしょう」(経済部記者)
どういうことかと言うと、
「桜井さんは総務省時代に情報・通信行政を担当していました。関連業界への露骨な“天下り”と取られないように、一旦クッションを置いたということでしょうね。あまり意味はなかったと思いますが、顧問は辞めるそうです」(広告代理店関係者)
ここで“櫻井ファミリー”の華麗なる経歴をおさらいしてみると、
「翔クンはアイドルでありながら、慶應を卒業し、現在はニュース番組のキャスターも務めています。5歳下の妹は日本テレビに総合職として入社、報道制作の現場で記者として活躍したこともありましたが、現在は結婚で退社しました。13歳下の弟は兄と同じ慶大経済学部を卒業して、電通に入社したそうです」(スポーツ紙記者)
このファミリーの結束力は強く、
「桜井さんは、総務省時代に嵐の写真がプリントされたクリアファイルを使ったり“櫻井パパ”と呼ばれることにまんざらでもなく、息子さんのことを誇りに思っていた感じがしました。
最近では、翔さんから軽井沢の別荘を贈ってもらって喜んでいたそうですよ」(省庁関係者)
「お正月になると、翔クンは必ず実家に戻ってお年玉を弟さんにあげているそうです。年齢がかなり離れていることもあって可愛いみたいです」(芸能プロ関係者)
電通と言えば、テレビ局に強い影響力を持つ会社。視聴率王者でジャニーズタレントの出演も多い日本テレビ。櫻井ファミリーが芸能界を席捲する日は近い⁉
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。