この2つの事例から見て、もっとも重要な点は、彼女たちが、星の数ほどいるアイドルの中で埋もれないために、ある種、意図的に激しいダンスをしているという点ではないでしょうか。
2人が共通して、髪型に「ツインテール」を選択していることからも、“目立ってやる”という意気込みが伺えます。ツインテールであえて可愛さを演出することで、激しいダンスとの間にギャップが生じます。
ツインテールは、頭部で揺れが隠れてしまうポニーテールとは違い、わっさわっさ揺れる様子が、視覚的に確認できるのでどんな髪型よりも暴れている感じが出ます。
成長期とダンスの関係性
では、話を戻してなぜジャニーズにはダンスで目立とうとする人がいないのか。
きっと規範意識や、ダンスに対しての熱量が高すぎるのだと思います。基本的に、規範意識の高いグループほど異分子に対して排他的になると言われています。
ジャニーズでこの激しすぎるダンスをやったら、それはおそらく「悪目立ち」と捉えられるでしょう。シャカリキダンスも頑張っている証拠になる反面、やりすぎると悪目立ちという微妙なラインがあるようです。
しかし、ミュージカル『PLAYZONE』において、松崎祐介氏(ふぉ〜ゆ〜)が、わざと面白く誇張して踊ったダンスは3、4年経った今でも私の記憶に残っているように、インパクトは残せます。
成長期は手足が伸び、可動域が変動するため、本人は最大限に手を伸ばしているつもりでも伸びていなかったり、下手に見えたりする時期がやって来ます。推しが成長期で、ダンスが少し下手になって来たと感じている人がいたら、今は辛抱です。
必ず彼らはダンスが上手くなって帰ってくるので信じましょう。
また、高校生くらいになると一生懸命踊るのが恥ずかしい時期もやって来ますが、それも可愛いものですよね。
こう見るとダンスは武器にもなり、また成長を測るものさしとしても機能するおもしろいモノだと感じます。個人的には今回の記事を書くにあたり、松倉海斗氏と、松田元太氏がシャカリキで有名だということを知りました。
私個人的には、宮近海斗氏のダンスがもっとも上手いと思うので、上記の2人も所属する新体制となった『Travis Japan』には、今以上に注目したいと思います。
<プロフィール>
あくにゃん◎1995年生まれ。ジャニーズやK-POPをはじめとした、日韓のアイドルの応援が日々の生きがい。
日々のオタ活で感じたことを、独自の観点&独特な表現で言葉にするツイートも必見!
Twitter/ @akunyan621