「木村さんと二宮さんとの共演が話題になっている映画『検察側の罪人』は、ロングランを見込まれての公開時期になっていますね。
ジャニーズのトップ俳優2人を駆り出した作品だけにかなり力が入っていますよ。秋、冬と勢いをつけて、本気で『日本アカデミー賞』を狙っているみたいですね。木村さんが“モックン”になるか、それとも“マッチ”になるか、岐路を分ける映画になりそうです」(芸能プロ関係者)
2月8日、“レジェンド”葛西紀明選手が平昌五輪スキージャンプ個人男子ノーマルヒルに出場した一方で、同級生の木村拓哉が主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)第4話は同時間帯の放送ながら視聴率13・6%を記録。ヒルサイズジャンプとはいかないまでも、大健闘した木村だった。
その彼は今年、勝負の年を迎えている。『BG』終了後、8月24日に嵐・二宮和也と共演する、主演映画『検察側の罪人』公開を控えているからだ。そして同作で、木村は“名優”の仲間入りを目指すのだという。
日本最高峰の映画の祭典『日本アカデミー賞』。41回めとなる今年は『BG』撮影が佳境に入るころ、3月2日に開催される。すでに各優秀賞は発表されており、当日は最優秀賞の発表、授賞式を残すのみとなっている。
「作品賞で注目されるのは是枝裕和監督の『三度目の殺人』。主演男優賞では大泉洋さん、岡田准一さん、藤原竜也さんが最優秀賞の有力候補です。仮に岡田さんが受賞したら第38回に続いて2度目。アイドルの枠を超えた、名優としての階段をまた一段上りますね」(映画雑誌編集者)
いわゆる“賞レース”を避けてきたジャニーズが、同賞に乗り出したのが第38回。このとき『永遠の0』で、最優秀主演男優賞を受賞したのが岡田准一だった。そして翌年の第39回では、『母と暮らせば』に出演した二宮が栄誉を手に。ジャニーズが誇る“俳優”2人が、2年連続でトップに立ったのだった。
しかし“第1号”は本来、木村になるはずだったそうだ。