関ジャニ∞の村上信五がMCを務める『今夜、誕生!音楽チャンプ』(テレビ朝日系)が、3月いっぱいで終了するという。昨年10月のスタートから半年で、あっさり白旗を上げてしまった。
「次世代のスターを見つけるというコンセプトで、アメリカのオーディション番組のような内容でした。ただ、日曜午後10時のゴールデンにもかかわらず、視聴率は毎週5パーセント前後。さすがに、切られても文句は言えないでしょう」(テレビ誌記者)
村上といえば、中居正広の後継者と目されるほど、“MC力”を高く評価されていたはず。特にマツコ・デラックスやビートたけしなどの大物芸能人を相手にしても、ひるまない“回し”のテクニックには定評があったのだが……。
「実はTBS系で放送されている『ペコジャニ∞!』も視聴率低迷で、スタートから半年の3月いっぱいで終了の可能性があったのです。
それを内々にジャニーズ事務所に伝えると、かなり強硬に反対されたそうです。震え上がった上層部は、そこで打ち切りの話はなしに。
『ペコジャニ』は関ジャニ∞のメンバー全員が出ているとはいえ、彼がMCの番組が同時に2本も打ち切りとなっては、さすがに事務所もマズいと思ったのでしょうね……」(TBS関係者)
確かに、同時期に次々と番組が終わってしまっては、“ポスト中居”の看板に傷がついてしまう。だが、打ち切りを決めたテレビ朝日内では、彼に同情する声も上がっている。
「だいたい、日曜午後10時から『音楽チャンプ』があり、次の午後11時台に『関ジャム完全燃SHOW』と、関ジャニの番組が2本続くこと自体が問題なんです。うちは編成が2つに分かれていて、『チャンプ』がA、『関ジャム』はBが担当という感じです。
部署同士がライバル関係のため意思の疎通ができておらず、このような番組構成になってしまった。このままでは2番組とも共倒れになると判断した事務所サイドが打ち切りをしぶしぶ認めたという感じですよ」(テレビ朝日関係者)
激怒した末、テレ朝につけた注文とは
ジャニーズサイドとしては半年での打ち切りに内心は穏やかではないとか。
そこで、ある注文をつけたという。
「現在、日曜日の午後9時からは、うちの会長の肝いりでスタートした『サンデーステーション』が放送されています。
ですが、午後8時台まではバラエティー番組なのに、いったん報道番組になり、またバラエティー番組に戻るという組み合わせがよくないという意見が多いんです。
それでも『サンステ』が高視聴率なら問題ないのですが、実際のところは伸び悩んでいる。ジャニーズとしては、そこを変えて『関ジャム』の数字を上げてほしいと話したそうです」(同・テレビ朝日関係者)
局側は起死回生の策として、4月から大胆なリニューアルを敢行するという。
「『サンステ』も終了させ、21時から2時間枠のバラエティー番組にする。その勢いで、『関ジャム』につなぐという計算のようです」(同・テレビ朝日関係者)
そこで、テレビ朝日広報部へジャニーズ事務所との話し合いの件と『サンステ』が終了する件を問い合わせると、
《ご指摘のような事実はありません。また、4月改編についてはまだ決まっておりません》とFAXで回答が寄せられた。
ここまで大ごとになっているとは、村上もさすがに想像していなかった!?