「どうもみなさんこんばんは。子どものころよく見ていた番組は『ビバ!ジャイアンツ』。改めまして中居です」
3月30日、東京ドームのオーロラビジョンに映し出された中居正広があいさつしたのは、コンサートに来ていたSMAPファンではなく、試合開始を待っていた巨人ファンに向けてのものだった。
この日、開幕したプロ野球『巨人対阪神』戦のオープニングセレモニーで、北島康介や萩本欽一らに次ぎ、ファン代表として映像出演したのだった。登場時は場内からどよめきが起こるも、冒頭の“つかみ”で若干スベってしまったようにも。
それでも熱く“ジャイアンツ愛”を語った中居だった。
「本当に小さいころからですけども、ジャイアンツの選手、野球選手には、僕は学ぶことが非常に多く、自分が入れたらいいな、自分も(巨人軍の)ユニフォームでできたらいいな、ってどっかでできなかった夢をジャイアンツの選手、チームに託しているんでしょうね」
この日は、いち巨人ファンとしての登場だったが、『ワールド・ベースボール・クラシック』では2度、侍ジャパン公認サポーターを務めるなど野球界に長年のあいだ貢献してきた。「野球と言えば中居」は、芸能界の誰もが認めるところだろう。
そんな“先駆者”に対して、同じくドーム内から視線を送っていたのがKAT-TUN亀梨和也だった。日本テレビ系のスポーツ番組『Going! Sports&News 』で8年間キャスターを務める彼はこの日、試合や選手の情報を実況ブースから放送で伝えていたのだ。
「開幕カードの3日間、亀梨さんは試合前のグラウンド内で熱心に取材をしていました。誰に対しても礼儀正しく、勉強家として知られる彼の評判はよく、番組でも自ら身体を張って野球に取り組んでいます。中居さんが視聴者目線ならば、亀梨さんは選手目線ですね」(スポーツ紙記者)
ともにジャニーズタレントで“野球キャラ”と、これまでは役割を分担しながら均衡を保ってきたふたり。当然、'20年に東京五輪で正式種目として復活する野球でも、互いに「出演オファー」を意識していることだろう。