TOKIO以外に現時点で注目を集めているのが、春にデビュー曲『シンデレラ・ガール』がいきなり50万枚を突破した、King & Princeだ。
「デビュー曲の実績もありますし、NHK側としても話題性を含め、ぜひ出場してほしいところではないでしょうか」(テレビ誌記者)
「といっても、ジャニーズはいくらデビュー直後にいきなり売れたとしても、意外と紅白に直結していないんですよね。KinKi Kidsが初出場したのも一昨年ですし、デビュー曲がバカ売れしたKAT-TUNなんかは、一度も出場経験がありません」(ウェブニュース記者)
ジャニー社長の夢の構想
仮に、いわゆる“ジャニ枠数”が決まっている場合、キンプリが出場するとなれば、外れるグループが出てくる。
「Sexy Zoneと、昨年デビュー10周年を迎えて初出場したHey! Say! JUMPの優先順位が入れ替わりになる可能性があります。売り上げはセクゾよりJUMPが上ですが、JUMPは年末のカウントダウン単独コンサートを優先する可能性が高い。
セクゾにJUMP、そしてキンプリも、もともとジャニーさんの思い入れが強いメンバーが多く在籍しているので、チョイスが難しいところかもしれません。TOKIOを外して、この3組が“当確”する可能性はありますね」(ワイドショースタッフ)
「よく“枠”という議論をしますが、実は2008年までずっとジャニーズ事務所からは、SMAPとTOKIOの2組しか出場してなかったんです。NHKが、ブレイクした嵐に出場してもらいたいと事務所に交渉したところ、当時、ジャニーさんが力を入れていた、NYC(NYC boys)も一緒なら、と条件を出されたという逸話があるほどです(笑)」
と言うのは、ウェブニュース記者。
ジャニー社長の紅白好きは有名な話で、自分が好きなグループや、力を入れているグループの晴れ舞台として、再び力を入れてくることもあると言う。前出の記者が続ける。
「特に今、情熱を注ぎまくっているのがHi Hi Jetsと東京B少年。さらにそこに続く7 MEN 侍に少年忍者、ジャニーズJr.SPなども含めて、キンプリと一緒にパフォーマンスさせたいのでは。
ジャニーさんは、一番“見せたい”と思うものを、特別な場で披露させたがる面がありますから、そんな夢の構想を描いているかもしれませんね」
2018年の紅白は、嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、King & Prince(バックJr.多数)というところが、現時点では濃厚というところだろうか。
<取材・文/渋谷恭太郎>