嵐の櫻井翔に新たな交際報道が出た。
櫻井といえば、昨年2月、テレビ朝日の小川彩佳アナとの交際が明らかになったのだが、今年の春に破局していたという。
『週刊文春』(8月16・23日号)によれば、新しいお相手は、有名私立大学に通う4年生。ミスキャンパスのグランプリにも輝いたことがあり、有名ファッション誌で読者モデルも務めているという。多少は相手女性に配慮した内容となっている。
ところが翌日に発売された『女性セブン』では彼女が通う大学が『上智大学』と書かれている。よって『ミスソフィア』グランプリを獲得していることも明らかになった。
しかし『女性セブン』が素性がわかるようなヒントをそこまで出す必要があるのだろうか、と思う人も多いだろう。
それは、先にスクープした『文春』の記事との差別化、また女性はミスコン優勝者で読者モデルでもあることから、完全な一般人ともいえないからだろう。しかし、こんな見方もできる。
「二宮和也と伊藤綾子アナの交際発覚のときもそうでしたが、男性アイドルの場合、女性ファンは交際相手に“攻撃”する習性があります。
今回も同様に、あえてヒントを出して交際相手を特定させ、矛先を彼女に向かせることで、別れさせようとしている。そんな力が働いているのではないでしょうか。
結果的に今回もネット上ですぐに特定が進められ、間もなくして、女性はその名前も顔もさらされることになってしまいました」(スポーツ紙記者)
ファンが歓迎した小川アナとの交際
それはさておき、小川アナとは結婚間近と言われ、櫻井のファンも二人の交際を歓迎していたのに、なぜか破局してしまった。お似合いの二人だと思われたのだが……。
余談ではあるが、写真週刊誌が華やかなりしころ(だいたい'80年代半ばから後半くらいだろうか)は、芸能人同士の熱愛、交際が毎週のように各誌で報じられていた。だが、報じられたカップルで結婚まで漕ぎ付いたのは1割程度だったと思う。早いものでは、雑誌が発売された翌週には、破局が明らかになっていた。
「当時、交際相手がいることが発覚したアイドルたちは、ファンが離れて人気がなくなるものと考えていました。また事務所もそれを恐れ、男女交際を禁じているところが多く、バレたら即、別れさせられていたのです」(芸能プロ関係者)
時代は変わったが、ファン離れを危惧する男性アイドルや、恋愛禁止を掲げるアイドルグループやモデル系プロダクションなど、若いタレントたちが置かれている環境はそう変わっていない。
SNSの発達で、ファンの感情も直接的にぶつけやすくなっている。ひとたび交際が発覚すると、相手の女性に対する攻撃が激化する時代でもある。アイドルグループの女性タレントは、グループ脱退のペナルティが課せられることもある。
その中で、結婚までこぎつけたアイドルは相当な覚悟を決めたひとたちだ。
小川アナが櫻井に結婚を迫ったが、櫻井がそれに応えることがなかったという話も聞こえてきた。彼もまた、ファンの気持ちを考慮し、人気の落ちることを懸念しているのだろうか。
だとすれば、女子大生との交際も長くは続かないことだろうーー。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。