――なるほど。ところで松本さんの名前が上がりませんが……。
高須「だって、見るからに美意識高いでしょ! 見てみなよ、彼の眉毛のデザイン! これはそうとう先取りアンチエイジング対策をしてきた、手入れのいい顔だね。UVケアもしっかりしてそうな美肌だし」
――うっ! やはり男性も“かっちゃん非劣化三種の神器”(※編集部注:高須院長が提唱する、劣化防止にはUVケア・保湿・睡眠という美容ルール)は欠かせないんですね。ところで、櫻井さんのスクープ写真には顔の丸みと肌荒れ・ヒゲが目立ち、ネットで「普段と違う!」という声が多数出ました。
高須「ヒゲは男性ホルモンが活発な年代だからかな? でもね、雑誌やテレビなどの撮影では、メイク前にまずむくみ取りのマッサージから始めるんです。さらに完璧なライティングでアラを飛ばすでしょ? 楽屋入り前と本番がびっくりするほど違う有名人なんてゴマンといますよ! ヘアメイクもスタイリングもプロが完璧にやるしね。不評だった写真は、まぁ、休日の素のアラフォー男性ということでしょう」
デカ顔の原因とは?
――“プロの手にかかる”ことはやはり強いですね。しかし、顔の大きさはテレビ番組に出るたびにネットに上がるほどです。小顔という印象はなかった櫻井さんですが、先ほどのご指摘のように、現在はなかなかのデカ顔・ブルドッグっぷりです。
高須「20歳で骨格は完成し、年を取ることで肉がそげ、エラや頬骨が目立つことはあるけど、櫻井クンの場合はむくみかな? 20代に比べて30代も後半になると代謝が悪くなるし。あとは低血圧なのかもしれないね」
――むくみですか! 女性でも多くの方が悩むむくみですが、やはり見た目的にも対策は大事ですね。それにしても、元総務官僚のお父さんと顔が似てきたような?
高須「うん、ヒゲ具合が似てるね! 子どもはだいたい異性の親に似るものだけれど、櫻井クンは父親に毛質が似たのかも。お母様の顔もちょっと見てみたいね」
――知的で甘フェイスの櫻井さんが“顔デカ”と言われる日が来るなんて、ファンじゃなくてもがっかりです。元のシュッとした櫻井さんに戻るには、どうしたらいいのでしょうか?
高須「保湿のために水分を取りましょう。むくみなどは『ウルセラ』で引き締めを行う。これは撮影前のタレントさんにも大人気だよ! あと、ヒゲは毛根ごと脱毛するのが良さそう。肌にもいいしね」
――それにしてもアイドルも一般人も、男性は30代後半から急激にオッサン化が進むものなのでしょうか?
高須「男性も女性も、個人差はあるけど30代に入ると今までのケアではルックス維持は難しいよ。そもそも劣化対策は“先取り”がベストだしね」
――老けを感じて焦っていろいろやるより、先に先にと対策したほうが効果的なんですね。
高須「そうです。まったく老化を感じていなくても、歯のケアを含むオーラルケア、ヘアケア、そしてシミ・シワ対策にUVケアと保湿だね。そして男女ともに睡眠は美容&健康の秘薬!! 櫻井クンも、彼女とイチャコラするのもいいけどしっかり寝ましょう!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。
※記事中の高須院長のコメントの一部を更新しました。(2018年9月10日9:50)