最近は、アイドルの“ベッド写真”に驚く人も少ないだろうが、『フラッシュ』(9月25日号)の《火遊びベッド写真》という、ちょっとレトロなタイトルが、目を引いた。

 “大人の火遊び”なんて言葉は、最近、目にすることが少なくなったが、辞書によれば、「無分別な、その場限りの情事」のことを指す。

 同誌は、関ジャニ∞の大倉忠義の、“火遊び”を報じている。

 この手の“ベッド写真”はよくあるといえば、よくある話で、今回のお相手は、名古屋の飲食店に勤めるA子さん。

 7月下旬、仕事で名古屋を訪れていた大倉は、A子さんが勤務するクラブに飲みにいくと、席に着いた彼女を「すっごい俺が好きなタイプ」と、口説いてきたという。

 そして、いわゆる“アフター”で彼女を誘い出し、別のお店で飲んでホテルにお持ち帰り。ここまではよくある話だが、問題はそのあとだ。

 A子さんの知人が、彼女から聞いたところによれば、

大倉くんは無言で抱き寄せて、下だけ脱がせて、いきなり……

 そして、すぐ寝てしまったという。

 翌朝、起きても彼は、A子さんとしばらく目をあわせようともせず、声をかけても生返事ばかり、さっさと帰ってほしいという感じだったそう。 

 これが事実なら、あちらこちらから「最低!」という声が聞こえてきそうだ。

この手の記事は、たいてい知人や友人が本人から聞いた体裁で書かれていますが、写真の出所はだいたい一夜を共にした女性です。女性は勤務先も、連絡先も知られているので、あとで責められても、知らなかった、知人が勝手にやったと弁解できますからね」(週刊誌記者)

 しかし、こうした“ベッド写真”が流出する一番大きな原因は、タレントの“遊び方”にもあると言えるだろう。

「女性が面白半分で、あるいは謝礼欲しさで写真を週刊誌に持ち込む場合もありますが、たいていはタレントに対する“怒り”があるからです。

 恨みつらみですね。女性だって遊びであることはわかっているでしょう。それでも不愉快な気持ちにさせられれば、誰だって怒りますよ」(前出・週刊誌記者)

 大倉は、アイドルといっても、もう30歳を越えている大人。一夜限りの相手だとしても、女性の気持ちを考え、もう少しスマートな遊び方ができないものだろうか。

 最近の男性アイドルタレントの場合、“ベッド写真”が出たからといって、痛くもかゆくもないだろうが、こんなことを続けていれば“火遊び”の火が、大火につながることだってある。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。