実務を取るか印象を取るか、
次期社長にふさわしい理由って？

　さて、では皆さんが選んだ“理想のジャニーズ次期社長”について、その理由を見て行きましょう。

【1位　滝沢秀明】
「彼はジャニーズを引っ張っていくに十分な素質があると思う。平等に人と接する誠実な人だと思う。個人的にタッキーが好きというのもある」（39歳・東京都）

「滝沢さんは年上、年下どちらからも好かれているように感じるため、社長になってもみなさんからの信頼が厚いのではないかと思った」（25歳・福井県）

「ジャニーズのことを考えているしまとめ役としてもいいと思う。しっかりしているし、出しゃばってる感がない」（35歳・新潟県）

「これから裏方に徹するということで、そこで学んだものを活かしてほしいと思います」（34歳・北海道）

「かっこよくて、クリーンなイメージだから」（30歳・福岡県）

「タレントとしてというより、ジュニア時代から仲間のことを一番に考え、ファンの喜ぶことを一番よくわかってると思う。先輩にもすごい人はいるけど、それはタレントとして。プロデュース力はタッキーが一番」（35歳・大阪府）

【2位　東山紀之】
「近藤さんはレースに夢中だし、木村さんは役者として生きていくのかなと。東山さんは後輩のことやジャニーズの今後についてよく考えられる方ではないかと思う」（39歳・長崎県）

「事務所全体をまとめるのが上手そうだから。 人として先輩に対する接し方や後輩の指導が上手だから」（26歳・埼玉県）

「いつでも第一線で、キャスターや俳優業も幅広く行っているし年齢的にも適切」（28歳・大阪府）

「真面目でコツコツ努力している印象がある。年下に対して優しそうだし、歳上の方への対応もきちんとしてそう。品がありオーラがあるが、派手さが無いのがいい」（32歳・岩手県）

【3位　近藤真彦】
「ジャニーズに1番（？）最初に入ったのはマッチさんと聞いたし、ジャニーさんとも仲がいいと聞くから、 社長はマッチさん以外ないと思う」（23歳・埼玉県）

「たぶん後輩たちからの人望が厚い。また、ジュリーとかメリーとかは先日のSMAP解散騒動のときにかなり印象が悪くなったので、ジュリーとメリーじゃない人が良いと思った」（37歳・神奈川県）

「イメージとしてふさわしいと思ったので」（27歳・東京都）

【4位　中居正広】
「自分のことより他の人のことを本気で考えることができる人だと思うから」（29歳・奈良県）

「頭のいい人だと思うので、経営手腕を発揮できそうな気がした。売れるための努力もめちゃめちゃ知っているはずだし」（34歳・神奈川県）

「SMAPでリーダーをしている姿をみて、指揮をとるのが上手そうだと思った」（22歳・東京都）

【5位　坂本昌行】
「派閥争いに関わっていない 穏やかなイメージがあるから」（25歳・東京都）

「年齢的にもそうだし、キムタクとか松潤みたいに“俺が一番カッコイイ”的なナルシストも入ってなく、全体をまとめられそう」（28歳・兵庫県）

【6位　Ｉ女史】
「この方になった方がSMAPも解散せずにいられたからかと思うからです」（29歳・茨城県）

「SMAPの敏腕マネージャーだから」（36歳・宮城県）

「SMAPを売り出せる力があるから」（31歳・大阪府）

【7位　藤島ジュリー景子】
「タッキーにやってもらいたいという気持ちもあるが、経営面やマネジメントとしてはまだまだだし、ジャニーさんの姪で1番可能性としてはあると思うから」（22歳・東京都）

「女性目線で運営したほうが良いと思う」（26歳・香川県）

「結局は家族でやってる会社だから、適切かどうかは別としてそうなりそう」（36歳・東京都）

【8位　木村拓哉】
「娘も活躍し始めそうだから」（27歳・埼玉県）

「責任感がありそう」（28歳・栃木県）

【8位　城島 茂】
「のほほんとして、ギスギスしなさそうだから」（35歳・神奈川県）

「事務所で働く皆の気持ちを分かってくれて、優しく接してくれそうなので」（35歳・愛知県）

【10位　藤島メリー泰子】
※コメントなし

　やはりテレビなどで見るイメージが主な理由として多かった印象ですが、ジャニーズ事務所は社内事情そのものがゴシップの対象になっている珍しい例です。

　イメージからタレントを推す理由は、ある種の“ファン願望”であるのに対し、裏方のマネジメント人材を選ぶ人は「経営やマネジメントの現場のことを考えると……」という、現実的な理由といえそう。

　ひるがえって現在の内情を見ると、ジャニー喜多川は社長ではあるもののプロデュース業に専念しており、実質的な経営の舵取りを担っているのは藤島メリー泰子であるとも言われています。その手法も継承するなら、タッキーが社長業をしながらプロデュースに専念し、藤島ジュリー景子が経営のタクトを振るう……という未来の筋書きも見えてくるような。

　ただそこに至る道筋で再び下克上の内紛が起こったりするのかも……？　その火種がどこかですでにくすぶっていたりして!?　なんだか興味が尽きないところを見ると、タレントのみならず事務所そのものにも“スター性”が備わっていのかもしれませんね。

＜文／雛菊あんじ＞