関ジャニ∞の大倉忠義(33)が、11月8日にJohnny's web内のブログで一部のファンによる迷惑行為について苦言を呈した。
ブログは同サイトの『関ジャニ戦隊∞レンジャー』に書かれたもので、大倉は、
「賛否あるであろうことをわかった上で書かせていただきます」と切り出し、ルールを守らないファンの行動について言及した形だ。
すでに人物特定か
移動中の駅や空港で出待ちしているファンから、執拗に追いかけられる。カバンの中に急に物を入れられたり、突然、手をつながれたりした経験を打ち明けた。
友達と食事をした際には、駅や空港にいつもいるファンが横のテーブルにいたこともあったという。
大倉は「これはストーカー行為ではないのか。男女が逆ならいいのか?」と投げかけ、「そろそろ限界だ」「(現場が)すごく憂鬱」「寿命が縮まっているのではないかとも感じる」と深刻な状態を記している。
「ジャニーズに限らず、アイドルという職業上、人気があってもなくても一定数のストーカー的なファンは存在します。
特にジャニーズはファンが女性だけに、男性ファンのような厳しい対応が後手になっていた。過去に被害にあった女性アイドルでは、生死に関わる深刻な事件が起きています。
今回の件は、数名の人物が特定され、彼女たちのつきまといが本当にひどいため、最終警告としてブログでアピールしたようです。これで改善されなければ警察が動くことになります」(芸能界関係者)
大倉や事務所が問題視しているファンの行為は、ストーカー規制法でいう、つきまとい、待ち伏せ、立ちふさがり、住居や勤務先、学校その他の場所の付近において見張り、押し掛け、付近をみだりにうろつくこと、に値し、完全にアウトとなる。
通常は大倉サイドが警察に相談後、加害者は事情聴取をされ、禁止命令など警告を受けることになる。被害者がこのままでは生死に関わるレベルならば手順なしで即逮捕だ。
また、警告を無視した場合もストーカー行為として処罰され、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金となる。さらに公安委員会から『禁止命令』が出されたのに、違反してストーカー行為をした場合、法定刑は倍になるという。
しかし、大倉サイドはそのような手段に出る前に、サイトを使って当事者に気持ちを訴えた。そこに、ファンに対する思いが汲み取れる。
好きすぎる思いが、相手にとって正しいことなのか、行き過ぎた行為はファンとしても逆効果になることに気がついてもらいたいものだ。
<取材・文/宮崎浩>