関ジャニ∞の大倉忠義が公式携帯サイト・Johnny’s webで、一部ファンによる“つきまとい行為”に対する苦しい胸の内を吐露したのは、11月8日のことだ。
〈ストーカー行為ではないのか〉
〈原因不明の病気がストレスのせいだと言われたりもする。寿命が縮まっているのではないかとも感じる〉
〈普通の人に戻る方がよっぽどらくだろう。そろそろ限界だ〉
大倉の悲痛な訴えに、周囲からはそのメンタルを心配する声もあがり、ネット上ではファンたちの悲鳴が殺到した。
「ジャニーズの追っかけは以前から有名とはいえ、最近は度を越している」と話すのはジャニーズに詳しいライターだ。
「地方へ移動するときは、駅や空港で待っているのは当たり前。なかには、座席番号まで知っているファンもいます。
番組収録では観客を入れるため、ある程度スケジュールが知られてしまう状況なのは、本人たちも承知していますが、駅の構内では一般の人にも迷惑をかけるような行動もみられます」(同前)
大倉本人からの訴えとあり、マスコミもジャニーズファンの行き過ぎたマナー違反を取り上げた。それから2週間後の22日、今度は錦戸亮が「関ジャニ戦隊∞レンジャー」で、「大倉があれだけ言ってもなんも変わんねえ」「どうすればいいんだろうか?」と、改めてファンに呼びかけた。
「大倉の告白はかなり深刻な内容でしたから、ファンも自覚をもって行動しているのかと思われましたが、事態は何も変わってなかったようです」(スポーツ紙記者)
ジャニーズファンの一人は「関ジャニもいろいろ、対策には苦労してるみたいです」と心配する。
「11月17~19日の大阪ライブの時も普段なら、前日ぐらいまでに前乗りするのですが、今回はかなり前倒しで大阪入りしました。しかもメンバーを、新幹線組、JAL組、ANA組といった感じに分散させて移動させたみたいです」
最近でもKing&Prince、Hey! Say! JUMPのコンサートの際、駅のホームがパニック状態になり、新幹線の発車が遅れるといったケースがあったという。
「ジャニーズ事務所も、公式サイトで公共交通機関の利用マナーに関して警告文を掲載していますが、それだけではファンの違反行為は止められません」(前出・同ライター)
ファンがあっての仕事とはいえ、友人と食事をしている際に駅や空港にいつもいるファンが横のテーブルにいるといった行為は、明らかに“ストーカー行為”と言わざるを得ないだろう。
「事務所サイドも、何らかの対処法を考えているようですが、大倉や関ジャニ∞メンバーは今も精神的に追いつめられ、気が休まる時がないと言ってます」(スポーツ紙記者)
ストーカー行為は被害者が訴えた段階で然るべき措置を取らないと、取り返しのつかない事態を招きかねない。ファンは自分たちが何をすべきか、改めて考えてみては……。
<取材・文/小窪誠子>