必死な姿を、もっと見たい
――みなさんは、これからのジャニーズ事務所がどうなっていくと思いますか?
みきーる「Jr.は配信で曲を売るようになりそうじゃないですか?」
ともひろ「あるかもしれないですね。というか、出してほしい!」
みきーる「Jr.から徐々にそういうことをやっていけばいいと思うんですよ。CDって大切ですけど、それにこだわりすぎていてもマイナスになってしまうような時代なので。もっと死に物狂いになっていいと思いますね」
ちーやん「例えば?」
みきーる「昔はハガキで情報が来てたじゃないですか。そのハガキには、応援の仕方とか、リリース情報、有線へのリクエスト方法など細かく書かれていて。“この日までに買えばランキングに反映されます!” とかも(笑)。今って、そういう働きかけはないけどなぜか売れちゃいました〜って感じがするというか……」
ともひろ「なるほど〜。確かに!」
みきーる「もっと、“買ってください!”って必死になって言ってほしい。好きな人にちゃんとお金を払って応援する、そのためにどうしたらいいのかという導きを、もっと必死にやってほしいです。視聴率だったり売り上げだったり、“数字”でしか私たちファンは応援できないので」
ともひろ「最近は、コンサート中に1曲だけ“写真を撮ってもいいよ”ってフォトタイムを作るアーティストさんが増えてきていると思うんです。その写真をSNSにあげれば、世界に広まっていくキッカケにもなるじゃないですか」
ちーやん「新日本プロレスも、ファンが写真を撮って拡散する方法を始めてから人気が上がっていったので」
みきーる「いい例ですよね。過度なサービスをする必要はないけれど、ファンの人に歩み寄る姿を見せてほしい。もっと、うまくコミュニケーションを取れたらいいですね」
追加された、新たな楽しみ
――では最後に、ジャニーズ事務所に“期待していること”を教えてください。
ともひろ「僕は、グループの垣根を超えたコンサートが見たいです!」
ちーやん「これだけグループがいっぱいあるから、ジャニーズも大変でしょうけど」
みきーる「コラボレーションすることで別グループのファンがついたり、輪が広がっていく可能性も増えそうですもんね。あ、あとは会場が足りないって問題もありますね……なので常設会場を作ってほしい! クラウドファンディングでも構わない!(笑)」
ちーやん「AKB48さんみたいに、あれば便利!」
みきーる「滝沢さんが社長になられたことで、“組織運営を見守る”といった楽しさが追加されました。商品だけを楽しむんじゃなくて、株主みたいな」
ともひろ「そんな株だったら、ぜひ買いたいな!」
<プロフィール>
■ジャガーズ
兄・ちーやん◎1976年7月8日生まれ。すべてのジャニーズグループのファンクラブに加入。グッズは絶対に買いたい派で、チケットは弟の分も毎回買ってあげる。
弟・ジャガーともひろ◎1982年1月24日生まれ。初めて参戦したジャニーズのコンサートは、1998年に開催されたジャニーズJr.初の単独コンサート『素顔』。
■みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。
<取材・文/たかはしもも子>