地位の高さや性別に関係なく平等に明るくフレンドリーに接していました。アシスタントディレクターの女性やカメラマンさんの名前を覚えていて“○○さん、ありがとうございました!”と、必ず挨拶をするんです。

 アナウンサーとしての技術も高く、綾子さんのことを嫌いな人はいませんでしたよ」(日本テレビ関係者)

 伊藤は山形大学を卒業して'03年に秋田放送に入社し、人気女子アナに。彼女の地元である秋田でも評判を聞くと、

「特に40代〜50代のおじさんたちから人気でしたね。群を抜いた美貌とスタイルはもちろん、ニュースを読むときにほとんど噛まない能力の高さも人気の理由でしょうね」(秋田放送関係者)

 地元の郷土料理店の店主も伊藤を絶賛する。

「4年前の夏に、地元の女友達2人と来ましたよ。その際、私が伊藤さんにサインを頼んだところ、“私なんかでいいんですか?”と謙遜しながら引き受けてくれました。でも、“ぜひお店にも貼ってくださいね”と、かわいらしくアピールしていましたね(笑)。あれだけ有名なのに気取らないステキな方でしたね」

 やはり、自然に人をその気にさせる行動ができてしまうようだ。この“手口”に二宮も翻弄されてしまったのかもしれない。

 2月下旬の午後、二宮との結婚について話を聞くため、伊藤の実家を訪ねた。インターホンを押すと、彼女の父親が落ち着いた様子で答えた。

いまは私たちから勝手に話すことはできないんですよ。すみません……

 周囲の人を虜にする能力が、二宮のファンにも通用すれば完璧なんだけど……。