「『燃えよ剣』では、新選組副長の土方歳三役を演じます。現場では座長として共演者と積極的にコミュニケーションをとり、特にHey! Say! JUMPの山田涼介さんとはよく話していますよ。撮影の合間に、時代劇初出演の彼に刀の使い方や動き方を教えています」(映画配給会社関係者)
今でこそ、俳優として高い評価を受けている岡田だが、当初はアイドルであるがゆえに壁にぶつかった。
「10代のころ、ドラマの監督に“バイクに乗るシーンが欲しい”と言われたのですが、事務所ではバイクに乗ることは厳禁。監督の要望に応えられなかったことを悔やんでいたそうです。
今も自分の出演作に100%の満足をすることはなく、ストイックに演技の道を追い求めていますね」(前出・テレビ局関係者)
“アイドル”としての見え方にも悩んでいたという。
「'17年に放送された、トーク番組に出演した際に、“自分はアイドルには不向きで劣等感があった”と告白。可愛さを求められたり、ライブなどでファンに向かって投げキッスができないことに悩んでいたんです。壁を乗り越えるために、俳優の仕事に打ち込んだのかもしれませんね」(同・テレビ局関係者)
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は、松本、長瀬、岡田らが仕事に不満を持つようになったのは“アイドル”としての限界を感じるようになったからだと指摘する。
「歌って踊るアイドルとしてジャニーズに入ったとき、先の目標は考えていないでしょう。ドラマのオファーを受けて芝居をやってみたら、才能が開花することもありますね。40歳近くになれば歌って踊るのもきつくなってきます。
10代、20代の若手のグループもいるので、“もう自分はアイドルでなくてもいいのではないか”と思うようになっても不思議ではありません」
本人たちの思いとは裏腹に、やっぱりファンとしてはアイドルとしての姿を期待してしまうものだけど……。