「風間俊介って、カツラ?」
ネットがザワつきだしたのは、昨年10月ごろ。
「風間さんは現在、テレビ朝日系の『やすらぎの刻~道』に出演中で、そのクランクインがちょうど昨年10月上旬でした」(テレビ誌ライター)
本作では、風間は主演の石坂浩二が演じる作家の“シナリオ世界”である劇中劇に登場しているが、
「その役づくりのために、人生初の丸刈りに。共演する浅丘ルリ子さんに“断髪式”をしてもらいました」(同・テレビ誌ライター)
10月下旬、風間はレギュラー出演する情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)で、桝太一アナから“丸刈りにしたはずでは?”というツッコミが。これに対して風間は、
「それは作品の中で見ていただきたいということで……。みなさんとはこの姿でお会いしたいかな」
とコメント。自身のイメージを守るため、カツラ着用は明言しなかったが……。彼なりのこだわりはあるようで、
「風間くんはテレビドラマ用と、そのほかの番組用の2種類のカツラを使い分けていると言っていました。どれも同じに見えていたので、驚きましたね」(芸能プロ関係者)
“刑事ドラマ用”カツラ
きっかけは、今年1月に放送された『記憶捜査~新宿東署事件ファイル』(テレビ東京系)の撮影だったという。
「警察署を舞台に、北大路欣也さんが演じる人並みはずれた記憶力を持つ捜査官が事件を解決するストーリーです」(制作スタッフ)
すでに丸刈りだった風間が演じたのは、キャリア組のエリート刑事。
「常にスーツでビシッと決めた堅物の役柄でした。そのため、彼のもともとのラフな髪型のカツラでは役に合わず、刑事ドラマ用カツラを作ったそうです」(同・制作スタッフ)
テレビ番組などで使われる撮影用カツラを制作する『かつらWith』スタッフの久松正和さんに話を聞くと、
「カツラには人工毛と人毛の2種類があり、風間さんのカツラは人毛だと思われます。ライトに反射する人工毛では撮影には不向きですから。費用は、大手メーカーなら30万~50万円が相場です」
カツラだとバレやすいのは、襟足と耳まわりだとか。
「地毛とカツラの境目となる部分が危険ですね。特に髪を耳にかぶせるか、かぶせないかが大きなポイントとなります」(久松さん、以下同)
2種類のカツラを見比べると、刑事ドラマではスッキリと耳を出し他番組では髪を耳に少しかぶせているようだが、
「かなり微妙な違いですね。でもドラマのほうはボリューム感があって、ソフトな七三分けにもなっています。強いこだわりがあるのでしょう」
刑事ドラマ用のカツラは、5月5日から放送中の『おしい刑事』(BSプレミアム)でも使用しているとか。視聴者には“細かすぎて伝わらない”カツラの使い分けに、風間の役者魂を感じる!