かつてはKAT-TUNのメンバーとして、ステージで多くのファンを魅了してきた田口淳之介容疑者。そんな元トップアイドルの逮捕は世間に衝撃を与えたが、彼の仕事先も大混乱に見舞われた。
「最近のドラマや映画には出演していませんでしたが、6月にはいくつかの地方のイベントが決まっていたので、各社は対応に追われていますよ。
7月5日から9月19日までソロツアーも予定されていましたが、今回の件で中止になる可能性が高いです。イベントの会場費やチケットの払い戻し、ファンクラブ会員の解約対応なども含めて、損害賠償額は総額1億円超になるという報道もされていますよ」(ワイドショー関係者)
'16年の春にジャニーズ事務所を退社した後も、個人事務所を設立し、音楽活動を続けてきた。だが、事件を受けて、彼が苦労して作りあげた作品にも影響が出ている。
「'17年2月から昨年11月末までユニバーサルミュージックに所属していました。その間はCDもリリースしていたので、ソロ活動に懸命に取り組む彼を応援するファンも多かった。しかし、彼の逮捕を受けて過去のCDを出荷停止にしたり、デジタルでの楽曲配信を中止するなどの対応を取っています」(同・ワイドショー関係者)
彼は、'16年4月の熊本地震後、被災地でボランティア活動をしていたことから、食材をPRする『熊本ふれんず応援大使』に就任。小嶺麗奈容疑者が熊本県出身ということもあったのかもしれないが、一生懸命、魅力を伝えようとしていた。
今回の件について、熊本市役所に問い合わせたところ、担当者が困惑しながら話した。
「5月23日付で解任する旨を先方に伝えています。この活動はボランティアとしてやっていただいたので、損害賠償等は考えていません。田口さんは熊本のファンでした。建物も大好きだったみたいで、インスタグラムにも写真を投稿して宣伝してくれたんですけどね……」(農水ブランド戦略室)
グループに所属していたころから、“好青年”として愛されていた田口容疑者。事件を起こしたことで、そんな周囲の期待を裏切ることになってしまった。