来年以降は、グループでの活動に加えて芸能活動も休止する大野智。いま、出版社の間で彼をめぐる“争い”が繰り広げられている。

「大野さんをソロで雑誌の表紙に起用したいと考える会社が多いようです。特に、『週刊朝日』や『AERA』を刊行する朝日新聞出版と『サンデー毎日』を刊行する毎日新聞出版など、新聞社系の出版社はなんとかして彼を表紙にできないかと考えているそうですよ」(出版業界関係者)

 そこまで躍起になるのには理由がある。

大野さんを表紙に起用すると、その号が通常の倍近く売れるからです。ここ数年、雑誌はなかなか売れない時代ですが、過去に『週刊朝日』や『AERA』『サンデー毎日』で大野さんを表紙にしたときは非常に売れ行きがよかったそうです。その中でも、年に4回刊行される季刊誌の『AERA STYLE MAGAZINE』は通常の5倍近く売れたといいます」(同・出版業界関係者)

反響が大きかった2冊。『AERA STYLE MAGAZINE』(右)はスーツ姿が好評だった
反響が大きかった2冊。『AERA STYLE MAGAZINE』(右)はスーツ姿が好評だった

 爆発的に売れる理由は、大野のファン層が関係しているようで、

「彼のファンは年配の女性が多く、1人で雑誌を何冊も購入するなど熱量が非常に高いんです。来年末までに彼を表紙に載せられれば、話題性も十分。さらなる売り上げが期待できますよ」(同・出版業界関係者)

 大野を表紙にして売り上げが上がったことについて、朝日新聞出版に問い合わせた。

「大野さんが表紙の号は、通常号の平均よりもかなり売れ行きが伸びるのは事実です」(週刊朝日編集長 森下香枝さん)

さすがに5倍ということはありませんが、大野さんが表紙を務められた'17年夏号はかなりの反響で、やや低調だった号の倍以上、部数を伸ばしたことは事実です。当時、SNSでも、大野さんのファンがたいへん盛り上がってくださいました」(AERA STYLE MAGAZINE編集長 藤岡信吾さん)

 近々、雑誌に“嵐”を巻き起こすかも!