“ヤラカシ”が投稿した画像や動画を拡散することは、彼女らの“成果”を広く知らしめることになります。「こういうの、やめて!」など、反発や怒りのコメントを添えても同じこと。こうした動画を広めることは、“痴漢にあった女性が、被害の様子をばら撒かれるのと同様”だと思ってください。
望まぬ姿を晒されて、言い返すこともできない苦しみは、いかばかりでしょうか? 画像や動画を見つけても無視すること。TwitterでのリプライやRTは厳禁です。励ましや応援の言葉は、SNSでなく“手紙”で伝えることがいちばんだと思います。
印象操作に騙されない
ファンサービスの一環で撮った写真を、さもプライベートのように見せかけてネット上にアップしたり、ファンレターの返信の一部を意味深に抜き出して載せたり、ときには「女グセが悪いヤツ」「センスが悪い」などとディスってみたり……。
それを見たほかのファンが嫌な思いをするよう画策するのは、自分だけが近づけるようにするため。いいように踊らされず、判断は彼自身の言動を見てしてください。
タレントさんは“モノ”ではありません。望んだとおり振る舞ってくれる人形でもありません。あなたが誰かに強要され、言いなりになることがないように、「応援してるから、好きになってあげたんだから、私の思い通りになれ!」などというのはとんでもない驕りです。
自担が心身とも健やかに活躍できるよう、美しい距離をとって応援できるファンでありたいものですね。
<プロフィール>
みきーる/ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。
グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。
◆Twitter @mikiru
◆オフィシャルブログ 『ジャニヲタ刑事!』