Show must go on!!
◆16:20-16:28 ジャニーさんにお会いする
1時間ほど立ったまま待ち、ようやく列が動いた。
アリーナ前部に移動し、ここからは祭壇の前を立ち止まらず歩いていく。ジャニーさんの遺影のかたわらに並べられた、お召し物や遺骨、思い出のお写真などなど……ひとつひとつを目で追ううちに熱いものが込み上げてきた。遺影の前に来たときは、「ありがとうございます。心からご冥福をお祈りします」と胸の内で申し上げ、手を合わせた。
祭壇を過ぎるとメッセージカードの投函ボックスがあり、ここに先ほどのカードを入れて退出となった。出口は25ゲート。退出時、参列者にはジャニーさんの祭壇(葬儀時のもの)を写したカードが配られた。
裏面にメッセージが記されていたので、これを引用する。
本日は故ジャニー喜多川お別れの会にご参列いただき 心のこもったメッセージを賜りましたことを 深く感謝申し上げます。 「エンターテイメントを通じて世界中の皆様に幸せをお届けする」 というジャニーの遺志を受け継ぎ その夢と志の実現のためにベストを尽くしてまいります。 Show must go on!! これからも何卒よろしくお願いいたします。
お別れの会の前日、同会場では関ジャニ∞のコンサートオーラス、また、帝国劇場ではKing & Princeの岸優太さん・神宮寺勇太さん主演の舞台『DREAM BOYS』が幕開けとなっていた。私は帝国劇場にいたが、そこには確かにジャニーさんの“気配”が感じられた。きっと客席のどこかで、“息子たち”を見守っていらしたのではないだろうか。
ジャニーズは死なない。
むしろ天国から愛ある檄(げき)を飛ばすジャニーさんに守られて、さらに輝くだろう。
私と入れ違いに、ドームに向かう人がひっきりなしにやってきた。それぞれ表現は違っても、思うところはきっと同じ。ジャニーさん、“ジャニーズ”というかけがえのない幸せをくださり、ありがとうございます。これからもずっと、ジャニーズを愛し続けます――。
<プロフィール>
みきーる/ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。
グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。
◆Twitter @mikiru
◆オフィシャルブログ 『ジャニヲタ刑事!』